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南昌大学の伝統劇「贛劇」を紹介する講座が満員御礼に―中国

Record China / 2024年3月28日 15時30分

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江西省の南昌大学に開設されている江西省の伝統劇「贛劇」を紹介する講座が人気を集めている。

江西省の南昌大学に開設されている江西省の伝統劇「贛劇」を紹介する講座が人気を集め、学生が撮影した講義の様子を捉えた動画がSNSなどに投稿されてネットユーザーの間で大きな話題となり、「いいね!」が次々と寄せられている。

教室まで走って行かないと一番前の席には座れないほどの人気となっており、定員200人の教室が座る場所もないほどの人気となり、大きな教室に変えざるを得ないほどになっている。ネットユーザーからは「もう卒業したんだけど、講義に出てもいいかな」「全員が顔を上げて講義を聞いている」といったコメントが次々と寄せられている。


人気を集めているのは南昌大学の「贛劇芸術鑑賞」という講座で、担当する陳俐(チェン・リー)さんは中国の国家無形文化遺産(贛劇)の伝承人で、国家一級演員であるほか、同大学の贛劇文化芸術センターの主任二級教授も務めている。

陳さんが講義を担当する「贛劇芸術鑑賞」は開設されてすでに何年にもなるものの、以前は人気がなかったため、最近席の争奪戦が繰り広げられるほど大人気の講座になるまでは知らない人がほとんどだった。



陳さんは、「以前は講義内容を読み上げていくスタイルでの授業が多かったため、学生の反応も薄く、とても静かで、気分を高揚させたり、エキサイトしたりすることはなかった。講義中にスマホで遊んでいる学生も少なくなかった」と振り返る。その後、学生の積極性を引き出そうと、陳さんは検討を重ね、舞台衣装を着て講義し、教室を「舞台」に見立てることにした。そして、「水袖」と呼ばれる長い袖を振ったり、舞いの動作を披露しながら講座を進め、学生を贛劇の世界へといざなった。そうしたことで、教壇に上がり、陳さんの動作をまねする学生も現れるようになったという。


南昌大学芸術学院の学生・張熙知(ジャン・イージー)さんは、「とても斬新なスタイルで、とても美しく、素敵。人気がなかった『贛劇』をこんなに楽しめるとは思ってもみなかった」と話す。

たちまち「時の人」となっていることについて、陳さんは「全く予想していなかった。学生やネットユーザーの反応を見ると、とてもうれしいと同時に、大きな責任も感じる」とし、伝統劇に対する情熱やこだわりについて、「山や川が美しい生まれ故郷への深い思いや、子供の頃に受けた家族からの影響がその源」とした。


あるネットユーザーは、「これは大学のあるべき姿であり、文化のあるべき姿だ。情熱やイノベーションが伝統に息を吹き込んでいる」といったコメントを寄せた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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