小林製薬の紅麹問題で中国の日本製品神話崩壊か―シンガポールメディア
Record China / 2024年4月5日 7時0分
シンガポール華字メディアの聯合早報は2日、小林製薬の紅麹問題に関連し、「中国人の心の中にある日本製品神話が崩壊か」とする記事を掲載した。
シンガポール華字メディアの聯合早報は2日、小林製薬の紅麹問題に関連し、「中国人の心の中にある日本製品神話が崩壊か」とする記事を掲載した。
記事はまず、小林製薬の紅麹の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症した問題で、日本では3月31日時点で5人が死亡し、延べ157人が入院したこと、この問題は中国でも関心が高く、同社が自主回収対象としている「紅麹コレステヘルプ」など3製品は販売されていないものの、同社の中国現地法人がインターネット通販などで流通する商品を含めて自主回収に積極的に協力すると表明したことなどを取り上げた。
その上で、日本の医薬品は中国で「神薬」とも呼ばれ、中国人観光客らによる「爆買い」や日本国内で売られている商品を中国の購入希望者に代わり買い付ける「代購」ビジネスなどで人気が高いことなどに触れ、小林製薬の紅麹問題を受け、中国SNSの微博(ウェイボー)や小紅書(RED)などでは、不買を呼び掛ける動きの矛先が、小林製薬以外の日本の製薬会社や化粧品会社、ドラッグストアなどにも向けられていると伝えた。
記事は、「中国人の心の中にある日本製品神話はまだ残っているのだろうか」とした上で、「今回の小林製薬の騒動が、中国人の日本製品に対する熱意を冷まし、『日本の神薬』の輝きを弱めることになるかどうか、注視していきたい」とした。(翻訳・編集/柳川)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
小林製薬「紅麹」結局何が問題なの?公表までに2カ月、謎のプベルル酸、サプリ市場に影… 「医薬品と同等の管理が必要なケースもある」と専門家
47NEWS / 2024年4月25日 11時0分
-
「紅麹サプリ」はただの食中毒問題ではない…医療関係者が小林製薬の「企業倫理」に激怒している理由
プレジデントオンライン / 2024年4月16日 9時15分
-
「日本のものは安全」が一転、紅麹を日常的に摂取している台湾人に与えた動揺と衝撃
週刊女性PRIME / 2024年4月10日 6時0分
-
《追跡取材》小林製薬「紅麹サプリ」のプベルル酸は青カビなのか?5つの疑問
週刊女性PRIME / 2024年4月9日 6時0分
-
小林製薬「紅麹」自主回収まで2か月も 「情報開示のあり方が問われている」識者が対応のまずさ指摘
J-CASTニュース / 2024年4月5日 19時0分
ランキング
-
1円上昇、一時151円台 3週間ぶり円高水準、介入警戒も
共同通信 / 2024年5月3日 22時28分
-
2過度な動き「ならす必要も」=円安、介入コメントせず―鈴木財務相
時事通信 / 2024年5月3日 23時51分
-
3日銀がこれほどまで円安を「無視」する3つの理由 「為替は管轄外」では、結局うまくいかない?
東洋経済オンライン / 2024年5月4日 8時30分
-
4いなば食品、大炎上も「ほぼ沈黙」の戦略的な是非 「沈黙は金」黙って耐える…のはもう通用しない
東洋経済オンライン / 2024年5月3日 19時30分
-
5黒田東彦・日銀前総裁「円安は一時的」…NYの講演で見解、マイナス金利解除・利上げは「当然のこと」
読売新聞 / 2024年5月3日 17時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください