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訪中のイエレン米財務長官「3つの重要な進展が得られた」―中国メディア

Record China / 2024年4月9日 12時0分

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8日、澎湃新聞は、中国を訪問していた米国のイエレン財務長官が記者会見を開き、中国側との交渉で三つの大きな進展が得られたと述べたことを報じた。

2024年4月8日、中国メディアの澎湃新聞は、中国を訪問していた米国のイエレン財務長官が記者会見を開き、中国側との交渉で三つの大きな進展が得られたと述べたことを報じた。

記事は、8日に訪中スケジュールを終えて米国に戻る前のイエレン氏が駐中米国大使館で記者会見を開いたと紹介。イエレン氏が会見の冒頭で「米中関係は去年の今頃に比べて安定している」との見解を示し、この1年で3度にわたり中国の対米経済・貿易交渉担当の何立峰(ハー・リーフォン)副首相と会談して実質的な対話を進めてきたとするとともに、来週には4回目となる両国高官による経済分野の作業部会を米国で開催することを明らかにしたと伝えた。

またイエレン氏が「われわれは米国の安全保障への懸念を直接伝えた。また、米中両国の潜在的な誤解もクリアにでき、両国関係が無意識のうちに悪化することを防いだ。利益が一致するテーマについても協力を再スタートした」と述べ、両国や世界経済のバランスが取れた成長について緊密な意見交換ができたこと、違法な融資の取り締まりにおける協力の拡大、金融分野における一連の技術的な交流という三つを具体的な成果として挙げたことを紹介している。

さらに、イエレン氏が「米国は中国とのデカップリングを求めていないことを改めて強調する。両国経済はすでに深く融合しており、全面的な分離はわれわれにとって災難だ」と述べる一方で、中国側に対して生産過剰問題に対する憂慮を伝えたことを明かし「1週間、1か月で解決できるものではない。両国が専門的な枠組みのもとでより細かい、ピンポイントな議論を行っていく」との姿勢を示したことを伝えた。

記事は、イエレン氏が示した「憂慮」について、中国の謝鋒(シエ・フォン)駐米大使が米メディアに対して「中国の生産過剰が他国にとって脅威になると非難する人がいるが、これは事実に即したものではない。世界的に見て良質な生産能力は過剰ではなく、むしろ大きく不足している。世界各国、特に発展途上国が優れた生産能力から利益を得られるかどうか、人類の良知と能力が試されている」とコメントしたことを併せて紹介した。(翻訳・編集/川尻)

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