多数の国の規格に対応する中国のリチウムイオン電池、業界で認可

11日に行われた消費財の安全についての円卓会議でリチウムイオン電池製品に参加者の注目が集まりました。資料写真。

第8回中国・米国・欧州三者による消費財の安全に関する閣僚級会議が10日に杭州で開かれ、中国税関総署、米国消費者製品安全委員会（CPSC）、EU司法・消費者総局の三者が「デジタル知能の連結 安全の共有」をテーマに、貿易のデジタル化とインテリジェンス化を背景とした消費財の安全協力の深化や情報共有などの内容について協議しました。

11日に行われた消費財の安全についての円卓会議では、リチウムイオン電池製品に参加者の注目が集まりました。中国のリチウムイオン電池の輸出は2023年も引き続き増加し、輸出総額は前年同期比33％増の4574億元（約9兆6850億円）に達しました。業界の専門家は中国のリチウムイオン電池の品質を高く評価し、中国のリチウムイオン電池規格の専門性はすでに世界レベルに達したとみています。

リチウムイオン電池が幅広い分野で使用される現在、EV車から、スマートフォンなどに至るまで、多くの消費財が電池の寿命に依存しているだけでなく、電池の品質も製品の安全性を確保する上で非常に重要です。中国製リチウムイオン電池は中国を代表する新たな「三大神器」の一つとして、その品質は業界関係者から高く評価されています。

スイス・ジュネーブに本拠を置く、検査・検証・試験および認証業界の国際リーディングカンパニーSGSのグローバル製品認証管理者マーク・ローマン氏は「リチウムイオン電池規格に関する中国の専門性は世界レベルだ。中国にはさまざまな地域の規格に精通した専門家がいる。例えばヨーロッパには独自の規格があり、米国の規格はそれとはまた異なっているが、最も重要なのは異なる規格、異なる輸出先向けに生産することだ」と述べました。（提供/CRI）