1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. アジア

好調だった韓国の防衛産業に暗雲?欧州でけん制の動き拡散=韓国ネット「成長した証拠」

Record China / 2024年5月2日 15時0分

写真

1日、韓国メディア・韓国経済は「欧州で韓国の防衛産業をけん制する動きが拡散している」と伝えた。写真は韓国国防部X(旧Twitter)より。

2024年5月1日、韓国メディア・韓国経済は「欧州で韓国の防衛産業をけん制する動きが拡散している」と伝えた。

記事によると、フランスのマクロン大統領は、先月25日の欧州議会関係者らを対象とした演説で「欧州の自主国防のために欧州産の軍装備品をたくさん購入しなければならない」と主張した。また「(ウクライナ戦争勃発後)われわれは米国産兵器と韓国産兵器を購入することで対応してきた」とし、「欧州の防衛産業を発展させるために責任を果たさなければ、われわれの主権と自律性を構築できない」と強調した。

欧州各国に派遣されている韓国の大使らは、韓国の防衛産業に対するけん制のムードを体感している。韓国の外交部庁舎で先月開かれた在外公館長会議に出席した各国の公館長は「EUを中心に、韓国の防衛産業の急速な市場進出を懸念する声が上がっている」「海外メディアを通じて韓国産兵器の優秀性が広く知られたが、自国の兵器を輸出しなければならない立場にあるため、韓国産兵器の輸出好調を快く思っていない」などと話したという。

こうした中、英国防省は先月24日、次期自走砲導入事業でドイツKMW社の車輪付き自走砲「RCH-155」を選択した。韓国ハンファエアロスペース社もK-9自走砲のコストパフォーマンスとアップグレードバージョン(K‐9A2)の性能を武器に数年間交渉を続けたが、ドイツの圧力に打ち勝つことができなかった。ドイツのオラフ・ショルツ首相は兵器選定の前日、英国のリシ・スナク首相とベルリンで会談し、国防・防衛産業協力について協議した。韓国の防衛産業業界は「英国はさまざまな分野でEUと協力しなければならないため、ドイツの兵器購入の頼みを断れなかった」とみているという。

昨年はノルウェーが次期戦車事業で、韓国のK2戦車ではなくドイツのレオパルト2A7戦車の購入を決めた。ノルウェーもウクライナ戦争勃発後、自国の天然ガスをドイツに売っているため「外交関係を考慮したもの」と分析されているという。

ここ数年間で韓国産兵器は、低価格高性能、迅速な配送、現地に合わせた多様なオプションなどを武器に、世界の兵器市場の新たな強者となった。ストックホルム国際平和問題研究所(SIPRI)の発表によると、韓国は世界の兵器輸出市場で10位(2019~2023年)を記録している。韓国政府はドイツやフランスなど欧州の主要国を抑えて世界4位になることを目標に掲げている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください