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中国のGDP1兆元都市26カ所、その構造に変化―中国メディア

Record China / 2024年5月11日 5時0分

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中国でGDPが1兆元を超える都市の構造に変化が起きている。

中国で国内総生産(GDP)が1兆元(約21兆円)を超える都市の構造に変化が起きている。GDPの総量から見ると、上位3位の上海、北京、深センは安定の中で成長した。そのうち北京は第1四半期(1-3月)のGDPが初めて1兆元の大台に突入した。重慶と広州が逆転し、重慶は経済4位の都市に飛躍した。GDP成長率は蘇州が7.9%でトップだった。

蘇州の1-3月期GDP成長率がトップ

2023年に常州と煙台が仲間入りしたことで、中国のGDP1兆元都市は26ヶ所に増えた。具体的には、上海、北京、深セン、広州、重慶、天津、蘇州、武漢、成都、杭州、南京、青島、無錫、長沙、寧波、鄭州、仏山、福州、泉州、南通、合肥、西安、済南、東莞、常州、煙台の26都市だ。

経済成長率を見ると、蘇州の1-3月期GDPが前年同期比7.9%増の5549億元に達し、成長率は26都市の中でトップだった。

蘇州が成長率で首位に立ったのは、もちろん比較の対象となる前年同期のGDP成長率がわずか1.9%という基数の低さの影響があったが、これと同時に工業や対外貿易などの産業による力強いけん引があったことも見なければならない。

工業では、蘇州の同期の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の付加価値額は同11%増加した。そのうち電子情報と自動車製造の2大産業はそれぞれ同10%増、同15.8%増と2桁の伸びを達成した。この2大産業の成長による寄与度は58.5%に達し、今年の工業生産の好調なスタートに大きく貢献した。

対外貿易では、蘇州の同期の対外貿易輸出入額は同9.6%増の5934億8000万元で、同期の全国の輸出入総額の5.8%、江蘇省の輸出入総額の45.8%を占め、全国の主要対外貿易都市の中で4位だった。そのうち集積回路と携帯電話が輸出の伸びをけん引し、電気自動車(EV)の輸出が急増した。データを見ると、EVの輸出額は19億元で、前年同期比8.4倍増となった。

重慶が広州を抜いて現段階で4番目の都市に

経済規模を見ると、トップ3の上海、北京、深センは安定しており、上海の1-3月期のGDPは同5.0%増の1兆1000億元以上となり、北京は同6%増で初めて1兆元の大台を突破し、深センは同6.4%増の8314億9800万元だった。

だが、4位は入れ替わった。23年には広州が4位に返り咲いたが、今年1-3月期には重慶が再びその座を奪い返した。

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