海底撈や喜茶、中国式飲食ブランドの海外進出が加速
Record China / 2024年6月12日 23時30分
海底撈や喜茶など、中国式飲食ブランドの海外進出が加速している。写真は海底撈。
海外で「いつもの味」を食べられないと心配することはなくなった。今や中国で人気の多くの飲食ブランドが海外店舗をオープンしている。喜茶や蜜雪氷城などのミルクティー店がドバイやエジプトに上陸し、競争の場を中国国内から海外へ広げた。火鍋ブランドが米国のショッピングセンターに進出し、海底撈や小肥羊は多くの食通の心をつかんでいる。人民網海外版が伝えた。
中国の飲食ブランドの海外進出は、中国の飲食業の実力とブランド意識の向上を体現しており、中国の飲食文化をよりよく広めることにもつながる。
海外進出が加速、中国の飲食ブランドがより豊富に
火鍋は海外の食通に人気の中国料理の一つだ。3月末現在、海底撈の海外子会社の特海国際は国際市場で海底撈ブランドの火鍋レストラン119店舗を経営している。しゃぶしゃぶチェーンの呷哺呷哺餐飲管理はシンガポールで呷哺呷哺ブランドの海外初店舗をオープンした。
中国のミルクティーブランドもアジアからオセアニアにまで広がっている。23年末、喜茶の米国1号店がニューヨークのブロードウェイで営業をスタートし、初日の売り上げは2500杯を超えた。23年8月末から、喜茶が英国、オーストラリア、カナダなど各国の中心商業圏で相次いで現地1号店をオープンした。蜜雪氷城も同年に日本とオーストラリアへの進出を明らかにし、1号店のシドニー店は初日に2万4000元(約52万円)を売り上げた。奈雪的茶はタイ店舗をオープンし、茶百道は韓国・ソウルを海外1号店をオープンする場所に選んだ。
オランダ・ロッテルダムで働く羅さんは、「オランダで生活して6年になる。来たばかりの頃は、本場のミルクティーは飲めなかったし、おいしい火鍋も食べられなかったが、ここ数年でオランダに進出した中国の飲食ブランドがますます多くなり、特に火鍋店が増えて、重慶出身の自分としてはすごくうれしいことだ」と話した。
海外進出した中国の飲食は種類がますます多様化している。正餐、ファストフード、カジュアルメニュー、軽食など細分化された各業態のトップブランドはどこも海外での事業展開に積極的で、コーヒー、新茶飲料、火鍋、烤鱼(焼き魚のスープ煮込み)、麻辣燙(マーラータン、ピリ辛風味の煮込み料理)などさまざまなジャンルが展開されている。23年には酸菜魚(白身魚の酸菜ピリ辛煮)で人気のファストフードチェーンの「魚你在一起」が、ニューヨークやドバイなどに加盟店舗をオープンすると発表した。フライドチキンで人気のファストフードチェーンの正新鶏排は、海外で新たに34店舗を増やす契約に調印し、東京の新店舗はオープン初日の売上高が1万5000元(約32万円)を超えた。年初以来、浙江省杭州市の飲食ブランドが相次いで海外に進出している。外婆家は米ニューヨークに初店舗をオープンし、台州市の名物料理を出す新栄記は東京に海外1号支店をオープンした。このようにブランドの種類がますます豊富になるとともに、高級料理へと向かう流れがある。
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