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日本への渡航受診は「中間層も負担可能、最多は中国人患者」―中国メディア

Record China / 2024年6月30日 8時0分

日本への渡航受診は「中間層も負担可能、最多は中国人患者」―中国メディア

中国のネット上にこのほど、「中間層も負担可能、最多は中国人患者」として日本への渡航受診について紹介する文章が掲載された。

中国のネット上にこのほど、「中間層も負担可能、最多は中国人患者」として日本への渡航受診について紹介する文章が掲載された。

文章によると、中国メディアの騰訊新聞は最近、日本に渡航して病気を治療する患者に関する調査報道を行った。コロナ禍後、中国ではますます多くの人が病気治療のため海外に渡るようになっている。日本は地理的および文化的な近さ、費用の安さ、医療レベルの高さから中国人患者の受け入れは米国にわずかに届かない状況だ。

文章はまた、一般社団法人Medical Excellence JAPAN(MEJ)の統計データとして、2022年4月~23年3月、MEJの「ジャパン インターナショナル ホスピタルズ(JIH)」認証病院は40カ所、受診のために日本に渡航した患者は749例で、うち414例は中国からだったと伝えた。

中国人患者の費用は日本人の約2倍

文章は「ある病院のVIP病室は3タイプに分かれている」と述べて、1日の費用はそれぞれ7万7000円、16万5000円、22万円、入院日数は平均9日間だと紹介。その上で、「中国人患者にとって病室はかかる費用の一部に過ぎず、重要なのは治療や薬の部分だ。病院によって外国からの患者の費用は異なる」と伝えた。

また、結腸がんと直腸がんを例に挙げて「中国人患者の日本での治療の平均費用は結腸がんが550万円、直腸がんが680万円。日本人は250万円前後で、医療保険があるため実際にはもっと少ない」とし、日中の患者の治療にかかる費用に大差はないものの意思の疎通や遠隔診断、過去の医療記録の翻訳といったサービスコストが中国人患者の費用を上昇させていると指摘した。

日本への渡航受診は仲介機関経由

文章は「日本への渡航受診は仲介機関を通すしかない」と述べ、その理由として「日本の病院は本国における患者の治療方法と薬の服用について正確、詳細に理解する必要がある。患者個人の場合は言葉の違いから意思疎通にズレが生じる可能性があるため、日本の病院は国際患者個人の受診申請を受け入れない」と説明した。

さらに日本には約250の仲介機関があるが、認証医療渡航支援企業(AMTAC)はわずか数社だと伝え、仲介機関の関係者が「仲介機関が行っているのは病院の受付サポート、カルテの翻訳だけだと誤解する人は大勢いるが、われわれのサービス内容はとても多い。患者が治療にかける時間を大幅に減らせるだけでなく、世界範囲で最適な治療プランを探すことができる」と語ったことを紹介した。

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