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今年の中国経済半期報告が発したシグナルとは?―中国メディア

Record China / 2024年7月20日 5時0分

今年の中国経済半期報告が発したシグナルとは?―中国メディア

中国経済の半期報告が発表された。

中国経済の半期報告が発表された。上半期(1-6月)の国内総生産(GDP)は前年同期比5.0%増となり、全体的として安定的に推移し、安定の中で成長し、新たな原動力の成長が加速し、質の高い発展に新たな進展が見られた。

経済運営は安定的に進展

今年上半期を振り返ると、外部環境は複雑さ、厳しさ、不確実性が増した。上半期のGDPは前年同期比5.0%増。このうち第2四半期(4-6月)は4.7%増で第1四半期(1-3月)と比べてやや鈍化した。この点について、国家統計局の報道官は「短期的には、第2四半期の経済成長率は異常気象や水害などの短期的要因の影響で鈍化したが、安定した経済運営、長期的好転という基調に変わりはない。第2四半期の経済規模は32兆元(約688兆円)を超え、工業付加価値額、物品貿易輸出入総額は共に10兆元(約215兆円)を上回り、総量指標は依然としてかなりの規模となっている」と述べた。

消費、投資、輸出は、 経済成長をけん引する「トロイカ 」とされている。上半期、消費市場の規模は拡大し続け、貿易の規模は過去最高を更新し、投資の増加傾向も注目に値するものだった。大型設備更新政策の着実な実施に伴い、関連投資はより速い成長を示した。上半期、設備工器具購入投資は前年同期比で17.3%増加し、投資全体の成長率を13.4ポイント上回った。

さらに積み重なるプラス要因

「半期報告」を詳しく見ると、内需は回復を続け、外需もある程度改善した。国内に目を向けると、上半期の消費財小売総額は前年同期比3.7%増、うちサービス小売総額は同7.5%増となった。全国固定資産投資は前年同期比3.9%増だった。不動産投資は低調に推移しているものの、インフラ投資は同5.4%増、製造業投資は同9.5%増と、回復の兆しが見られる。

対外的には、上半期の物品輸出入総額は前年同期比6.1%増だった。中でも第2四半期の貿易は前年同期比7.4%増と、第1四半期を2.5ポイント、昨年第4四半期を5.7ポイント上回り、四半期ごとの好転基調が続いている。外貨準備高は3兆2000億ドル以上で安定している。

雇用と物価の安定維持は安定した経済運営の重要な目安だ。上半期の全国消費者物価指数(CPI)は前年同期比で0.1%上昇、食品・エネルギー価格を除くコアCPIは前年同期比で0.7%上昇し、緩やかな上昇を維持した。全国都市部調査失業率は平均5.1%で、第1四半期から0.1ポイント低下、前年同期から0.2ポイント低下した。

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