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BYDが高価格帯モデルを100万円値下げ、自動車の価格競争はどこまで続く?―中国メディア

Record China / 2024年8月1日 5時0分

BYDが高価格帯モデルを100万円値下げ、自動車の価格競争はどこまで続く?―中国メディア

30日、中国メディアの新浪財経は中国の電気自動車業界の価格競争について分析した。写真はBYD。

2024年7月30日、中国メディアの新浪財経は、中国の電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)が昨年公開した高価格帯ブランド「方程豹」の「豹5」モデルの販売価格を5万元(約105万円)値下げしたことを受けて、自動車業界の販売競争について分析する記事を公開した。

記事は初めに「BYDは29日、『方程豹』ブランド公開1周年記念の新戦略として、『豹5』モデルの販売価格を23万9800~30万2800元(約504万~636万円)に値下げすると発表した。昨年11月初旬に販売を開始した当時の価格は28万9800~35万2800元(約609万~741万円)で、5万元値下げしたことになる。今後の計画について、BYDは今年第3四半期(7~9月)に大型SUVのオフロードタイプ『豹8』モデルや『方程豹』ブランドのスポーツカータイプのモデルの販売を計画しているという。今年6月末までの7カ月間で、方程豹ブランドは累計2万4000台を販売したが、今年4月からの販売台数は3カ月連続で3000台未満を記録している」と説明した。

記事は「国内の自動車市場では激しい価格競争が昨年から続いている。乗用車市場情報聯席会(乗聯会)の崔東樹(ツイ・ドンシュウ)秘書長によると、24年1~5月で136種類のモデルが販売価格を減額し、減額規模は23年通年の9割を超えたという。市場価格の維持のため、BMWやメルセデスベンツ、アウディも価格競争に巻き込まれている。23年第4四半期(10~12月)から、高価格帯ブランド車の値下げ率が増加傾向にあるものの、値下げが販売台数の伸びにはつながっていないようだ。今年上半期の中国市場での販売台数を見ると、メルセデスベンツは35万2600台で、前年同期比6.5%減、BMWは37万5900台で4.2%減を記録している。乗聯会の統計によると、ドイツ、日本、米国それぞれのブランドで見た場合でも1%減、2.1%減、1.2%減となっている。このため、BMWやメルセデスベンツ、アウディなどは販売価格の調整を検討中だという」と述べた。

次に記事は「自動車市場はどこへ向かうのか?。BMWなどのブランドの価格調整は、価格競争が停戦に向かうことを意味しているのか?。この話題について、業界内ではさまざまな意見がある」と述べ、各大手メーカーの代表者の意見を紹介した。

BYD創業者の王伝福(ワン・チュワンフー)会長は「近年、中国の新エネ車は国家戦略の下で天地をひっくり返すような大変化を起こしてきた。中国ブランドは技術水準の上昇、産業チェーンの構築、製品の開発、市場運営など各方面で大きな進歩を達成してきた。今でいう内部競争の中心には市場の競争がある。改革開放の40年を振り返ると、中国経済の飛躍は常に競争を伴った市場の発展に支えられてきた。企業家はこのような内部競争に参入することを常に念頭に置き、競争の中で中国ブランドを世界一にしていかねばならない」と回答した。

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