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パリ五輪異聞 AIで再確認、競泳で好成績を得るには「アレ」が必要らしい―中国メディア

Record China / 2024年8月4日 20時0分

パリ五輪異聞 AIで再確認、競泳で好成績を得るには「アレ」が必要らしい―中国メディア

科学技術情報などを配信している中国メディアの果殼は、パリ五輪大会の競泳に出場した男子選手はいずれも、体毛をきれいにそり落としていたことがAIを使って確認できたと紹介する記事を発表した。

科学技術情報などを配信している中国メディアの果殼はこのほど、パリ五輪大会の競泳に出場した男子選手はいずれも、体毛をきれいにそり落としていたと紹介する記事を発表した。これまでも「競泳の試合に臨む際には、体毛をきれいにそり落としておけば、水の抵抗が減るので有利」などとされていたが、果殼によると、選手の様子を人工知能(AI)で調べたところ、一様に「体毛なしのツルツル状態」であることを確認できたという。

7月30日に行われたパリ五輪の男子100メートル背泳ぎの決勝では、イタリアのトーマス・チェコン選手が51秒60の世界新記録で優勝した。2位は中国の徐嘉余選手だった。果殼は「(人が)試合の盛り上がりに驚き、選手のカッコよさに感動している一方で、AIが発見したのは、会場にいた選手が皆、わき毛を剃っていることだった」と紹介した。その他の体毛も剃られていたという。

海外在住中国人向けの情報サイトである留園網は果殼記事を引用した上で、自国選手の写真を改めて紹介して「ツルツルの徐嘉余」「ツルツルの汪順」「ツルツルの潘展楽」などと評した。また、2022年に競技終了直後に撮影されたチェコン選手の写真を示して「今よりも明らかに毛深かった」と紹介した。

潘展楽選手

記事はさらに、米国のスポーツ科学誌に掲載された、関連論文を紹介した。19歳から23歳までの米大学の水泳チームに所属する男子平泳ぎの選手13人について、体毛を剃った場合と剃らない場合に平泳ぎをした場合の酸素消費量と血中の乳酸濃度を測定したところ、体毛を剃って泳いだ場合にはいずれの濃度も低く、体毛を剃ることが競泳をする場合に効果があることが示された。ただし、水泳には選手の実力、試合前の調整、心理状態、水着、プールの深さや温度などさまざまな要因が絡むので、試合直前に体毛を剃ることが、どの程度の効果をもたらすのかは断言できないという。

果殼記事の筆者は不明だが、記事の最後の部分で自らも競泳をしていたことがあるとして、「経験談」を披露した。まず、「私は体毛が比較的少ない方だが、試合前には体毛を注意深く取り除いていた」と説明し、理由の一つとしては、体毛を除去した方が水に対する感覚が研ぎ澄まされたからで、次に、試合直前の「セレモニー」の意味があったという。

試合前にチームメートと一緒にシャワーを浴びる際に、18種類の「兵器」で体毛を除去する儀式を行うと「風蕭蕭(しょうしょう)としてカミソリ寒し、わき毛すね毛去りて復(ま)た還(かえ)らず」という気持ちになったという。


最後の部分は、史記に記載のある、燕の太子の丹に秦王の政(後の始皇帝)の暗殺を依頼された荊軻(けいか)という男が口にした別れの言葉のパロディーだ。荊軻は、丹が差し出した燕の領土の地図を渡すという名目で、政の面前に立つことに成功した。巻いていた地図の中に隠し持った匕首(あいくち)で政に切りかかったが、政はきわどいところで難を逃れた。荊軻はその場で殺された。しかし、仮に秦王の暗殺に成功しても、生きて戻ることはできなかったはずだ。

燕の太子の丹らは易水という川のほとりまで荊軻を見送ったが、全員が喪服を着用していた。荊軻は「風蕭蕭として易水寒し、壮士ひとたび去りて復た還らず(風が吹き渡って易水は寒い。壮士はいったん去れば、二度と戻ることがない)」と吟じたとされる。(翻訳・編集/如月隼人)

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