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北京中軸線の世界遺産登録、これまで類を見ないデジタル技術によるサポート―中国

Record China / 2024年8月7日 6時30分

テンセント「デジタル中軸」チームは先農壇、鐘鼓楼、万寧橋などの遺産スポットの高画質撮影・スキャンを相次いで実施した。「北京中軸線」公式サイトや「雲上中軸」ミニプログラムなど一連の製品の開発を通じ、デジタルの世界で北京中軸線の壮大な景観を再現し、世界初の超大都市歴史景観デジタル化没入化インタラクティブ体験を実現した。

文化財と文化遺産に命を吹き込むことは文化財と新時代の融合と誕生の鍵となる。

鼓楼1階展示ホールに位置する「時の物語」デジタルインタラクティブ体験展示ブースは、多くの観光客がここで足を止める。古めかしい鼓楼もこれほどおしゃれになるのかと驚嘆する人もいる。

鼓楼1階は立ち退き、修繕工事を経た後、七つの券洞が復元された。券洞壁をスクリーンとし、動的プロジェクションがリズムに伴い変化する。没入型映像作品「共鳴」は「暮鼓晨鐘」の都市の過去の物語を伝えている。バーチャル「更鼓」と「永楽大鐘」が展示ホールにそびえ立つ。観客は太鼓をたたき、鐘をつくことができる。イヤホンを装着しパネルに軽く触れると、神武門や午門などの「四九城」内の任意の城門を選び、これらの城門の鐘の音を聞くことができる。

北京中軸線の世界遺産登録申請に向けた一連の作業を行った後、科学技術は文化遺産のために何ができるかという疑問に初期的な答えが返ってきた。テンセント持続可能な社会的価値事業部デジタル文化実験室の責任者である舒展(シュウ・ジャン)氏は、「『デジタル中軸』プロジェクトはデジタルテクノロジーが文化遺産保護に技術的サポートを提供できるだけでなく、活性化利用や継承のイノベーションにおいて新たなモデルを模索できることを証明した。これらの技術が将来、より多くの世界文化遺産にデジタル世界で永遠の命を持たせることを願う」と述べた。

国際記念物遺跡会議の専門家である張建文(ジャン・ジエンウェン)氏はユネスコを代表し、23年8月に北京中軸線の現場検査を行った。張氏は中軸線デジタル化モニタリングプラットフォームを十分に認め、その機能が全面的でトップレベルであるとした。

北京天橋芸術ビル内で7月中旬のある日、北京中軸線遺産保護センターの金錫彬(ジン・シービン)センター長が目の前の巨大な電子スクリーンを見つめていた。スクリーンには北京中軸線の15カ所の遺産エリアに対する一部のモニタリング内容の重要データを表示していた。これは北京中軸線文化遺産モニタリング・保護プラットフォームだ。

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