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日本人は運動嫌いなのになぜ長寿?―中国メディア

Record China / 2024年10月7日 5時30分

日本人は運動嫌いなのになぜ長寿?―中国メディア

2日、中国メディアの今日頭条は、世界屈指の健康寿命を記録し続ける日本が長寿の国と呼ばれる秘訣について、6つの点から分析を加えた。

2024年10月2日、中国ニュースポータルの今日頭条は、日本の厚生労働省の2023年の統計を引用し、女性の平均寿命が87.14歳で世界一位、男性の平均寿命が81.09歳で世界五位になっている事や、100歳以上の人口が9万5000人を超え、54年連続で過去最多を記録したことなどを紹介した上で、世界屈指の健康寿命を記録し続ける日本が長寿の国と呼ばれる秘訣について、6つの点から分析を加えた。

記事は初めに、長寿を誇る日本人の運動嫌いについて紹介し、「英国の医学専門誌ランセットが2011年に『なぜ日本は長寿国なのか』というテーマで日本の特集を組んだ記事によると、積極的な運動の頻度が平均より低い人が60%以上いると伝えた。中国語の『宅男』『宅女』という言葉が日本の『オタク』に由来しているように、日本人は休みの時のレジャーに運動を選ぶことに消極的だ。しかし全く運動をしないわけではない。普段の生活の中で運動をしているからだ」と述べた上で、日本人が通勤などの外出時に鉄道やバスに乗る為に歩いたり、自転車に乗ることや、日本の地形に山や丘陵、坂道が多い事から、毎日歩いただけでも数万歩は歩くことができると伝えた。

次に記事は、日本人の長寿の理由として、普段の生活での運動のほかに食事の習慣の影響が大きいと指摘し、6つの点から分析を加えた。

1つ目は「小食で薄味」で、「日本人は比較的小食だ。日本の食事と聞くと、お茶碗や小皿が沢山並んでいる印象が強いが、どれも量は多くない。食事の量は意識的に腹七~八分目を目安としている。なぜなら食べすぎが体に悪い事を知っているからだ。暴飲暴食は余分な脂肪を増やし、胃腸や肝臓など内臓器官にも負担をかける」と述べたほか、「味付けも薄味だ。蒸したり煮たりする調理法の他に、生ものを食べることがあるのは、食材が持つ栄養を損なわないようにするためだ。油や調味料もあまり使わないのは、食材の本来の味や食感を保つためだ。このような習慣は健康面にも良い点が多い」と伝えた。

2つ目は「朝食重視で外食が少ない事」で、「日本の飲食文化において、朝食が最も重視される。日本では基本的に家で朝食を取る。日本の家庭では朝早くから家族の為に朝食を用意し、食べ終えてから家族を会社や学校に行かせる。朝食だけでなく昼食用の弁当まで用意する家庭もある。朝食をしっかり取ることは、肥満の予防にもなり、血糖値のコントロールにも良いということが科学的に証明されている。外食が少ないということは、食事の衛生面や健康レベルを向上させる。家で食事を作るという事が長寿につながっている」と伝えた。

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