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最新調査、オンライン交流依存で「対人関係能力が低下」68.0%―中国

Record China / 2024年11月18日 19時30分

最新調査、オンライン交流依存で「対人関係能力が低下」68.0%―中国

中国ではオンライン交流が普及しているほか、コミュニケーションツールが急速に発展しているのを背景に、多くの人の人付き合いの習慣やライフスタイルにも変化が生じている。写真は南京駅。

中国ではオンライン交流が普及しているほか、コミュニケーションツールが急速に発展しているのを背景に、多くの人の人付き合いの習慣やライフスタイルにも変化が生じている。中国青年報社・社会調査センターがこのほど問巻網と共同で1335人を対象に実施した調査によると、回答者の56.6%が「電話が怖いあるいは電話に出るかためらう」と答え、年齢が若くなるほどその傾向が際立っていた。また、長期間オンライン交流に依存しているため、回答者の68.0%が「対人関係能力が低下した」と感じていた。中国青年報が伝えた。

オンラインでのコミュニケーションを好む人が過半数、若者はより顕著

テクノロジー分野のブロガーである周宏(ジョウ・ホン)さんは普段、基本的にオンラインで他の人と交流し、知らない電話番号から電話がかかって来ると少し「拒否反応」が出てしまうという。「出るか迷うが、ほとんどの場合は拒否する。たまに出ても、相手が話し始めるのを待つ」と話す。

北京の大学に通う女子大生・趙婧(ジャオ・ジン)さんはここ数年、電話がかかって来ても出るかためらうようになり、「微信(WeChat)を利用し始めてから、通話することはめったになくなった」と話す。

今回の調査では、回答者の56.6%が「電話が怖いあるいは電話に出るかためらう」と答えた。男女別で見ると、その割合は男性(60.1%)が女性(53.7%)を上回った。年齢別で見ると、年齢が若くなるほどその傾向が際立っており、00後(2000年以降生まれ)の割合が61.6%で最高、次に90後(1990年代生まれ)が58.5%で続いた。

その他、回答者の53.0%が「オンラインでコミュニケーションを取り、用事を済ますのが好き」と答えたのに対して、19.9%が「対面」を好み、27.1%は「どちらとも言えない」と答えた。具体的に見ると、年齢が若い人ほどオンラインでコミュニケーションを取る傾向にあり、00後の割合が63.2%で最高だった。男女別で見ると、男性(57.8%)が女性(49.0%)を上回った。

6割がオンライン交流に依存し過ぎて認知機能が低下

長期間オンライン交流に依存しているため、回答者の68.0%が「対人関係能力が低下した」と感じていた。

周さんは、「まず、長期間オンラインで文字だけで交流していると、言語能力が低下し、言葉での表現能力に影響が出る。次に、字が書けなくなる」と話す。

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