1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. アジア

飲食業界が中医薬とコラボ、若者の間で人気に―中国

Record China / 2024年11月25日 22時30分

飲食業界が中医薬とコラボ、若者の間で人気に―中国

飲食業界と中国伝統の中医薬の融合が進み、多くの老舗の中医薬店や中医学病院が中医薬ティードリンクや食品を打ち出している。

ヘルスケアティードリンクや薬膳菓子、中医薬パンなど、飲食業界と中国伝統の中医薬の融合が進み、多くの老舗の中医薬店や中医学病院が中医薬ティードリンクや食品を打ち出している。人民日報が伝えた。

北京白塔寺薬店は旬の果物のビワとナシのジュースをコーヒーと組み合わせ、「枇梨杷啦カフェラテ」を打ち出した。また、天津中医薬大学第一附属病院はキバナオウギパンといったヘルシーな中医薬パンを打ち出している。

中国国家中国式調理高級技師で薬膳師の胡賀峰(フー・ホーフォン)氏は、「以前は、薬膳の消費グループは中年・高齢者がメインと考えられていた。しかし、調査研究では消費グループが若年化している傾向にあることが分かっており、95後(1995~99年生まれ)から00後(2000年以降生まれ)の若者の消費が目に見えて増えている」と話した。

中医薬ティードリンクが若者の間で人気に

スマホで浙江省中医院のオンライン病院のミニプログラムを開くと、空気が乾燥しやすい秋に適した肺を潤すドリンクや、肝臓の機能を高めるドリンクなど、中医薬ドリンクがたくさん並んでいた。好きな商品を選んで、アンケートに答え、システムが購入者の体質に適しているかを確認するのを待って、購入の手続きが終わると、商品を自宅まで届けてくれる。

浙江省杭州市のIT企業に勤めている丁婷(ディン・ティン)さん(26)が、コップにお湯と、チョウセンニンジンやコムギの粉で作った「参麦飲」を入れて、しばらく待つと、さわやかな香りがほのかに漂ってきた。「最初は物珍しさから買い始めた。ネットで買えるのでとても便利」と話す丁さんは、「参麦飲」を10袋購入したという。1袋当たり4元(約80円)で、「口当たりがとてもいいし、商業施設で売っているネット上で人気の中医薬ドリンクと比べると、専門の病院の商品なのでもっと安心」と話す。

中国伝統の「医食同源」関連の管理基準の整備進む

中国には伝統ある「医食同源」という考え方の文化がある。中国中医科学院西苑病院・治未病センターの張晋(ジャン・ジン)主任は、「食べ物にはもともと『療』と『養』という二つの機能がある。『中医薬+飲食』という新しい分野は伝統の医食同源という考え方の文化の伝承であり、発展でもある。普段の生活において、鶏肉や豚肉を煮込むときにニッケイやビャクズクを入れるといった具合に、中医薬と食材を組み合わせるというのはよくあることだ」と説明する。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください