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記者が独断で選ぶ2024年「日本アニメ10選」―シンガポール紙

Record China / 2024年12月28日 22時0分

3位には龍幸伸氏原作の「ダンダダン」を挙げ、「宇宙人の存在を信じる少年と、幽霊の存在を信じる少女が恋をしながら、笑いと涙、そして白熱する戦闘シーンを繰り広げる。さらに、作品には映画やアニメのパロディーや隠しネタが満載で、視聴者を驚かせ続ける。『ダンダダン』はまるで米国の芸術家であるアンディ・ウォーホルのカラフルな世界観を、香港の俳優・映画監督の周星馳(チャウ・シンチー)のコメディー映画に組み込んだかのような作品。感覚を刺激する爽快なエンターテイメントでありながら、人の心を揺さぶる物語や、米国の小説家であるオー・ヘンリーが描くような予想外の展開も楽しめる。例えば、殺害された少女たちの悲劇や、家族愛を求めて流浪する女性の苦悩など、笑いの後には感動の涙が流れる仕掛けが満載だ。喜劇は制作が難しいジャンルだが、『ダンダダン』はその高みに達する可能性を秘めた作品だ」と評した。

2位には藤本タツキ氏原作の「ルックバック」を挙げ、「21年に登場し大きな話題を呼んだ短編漫画が原作の映画は、上映時間わずか58分という短さながら、原作の精神を完璧に捉えていた。写実的なアニメーションは一般的に敷居が高いと思われがちだが、『ルックバック』は、対照的な性格の少女たちの成長を描きつつ、人生の無常を語る。悲劇が起きた後に何も取り返せない現実の中、深い哀悼を抱えながら前に進むしかないという切なさが描かれている。藤本タツキが贈る、最も心を打つ平凡でありながら深い物語だ」と紹介した。

1位に九井諒子氏原作の「ダンジョン飯」を挙げ、「『ダンジョン飯』への愛は、『葬送のフリーレン』に匹敵するほどだ。この作品は、異世界での『料理と冒険』の見事な融合といえる。主人公のライオス・トーデンの異世界のモンスターたちに対する執念や、センスの光る調理法、さらにコミカルな仲間たちのやりとりが、この作品にユーモアと魅力を加えている。何かに対して強い情熱を持つキャラクターは、日常の中で失いがちな熱意を私たちに思い起こさせてくれる。最初は『異世界料理ショー』のように見えるかもしれないが、主軸であるダンジョン探検が物語をさらに深め、日常と冒険のバランスを絶妙に保っている。この作品は、視覚的、感覚的、そしてストーリー的にも大満足の傑作だ」とたたえた。(翻訳・編集/岩田)

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