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日本のアニメ×飲食店コラボがただの「食事」以上に心を動かす理由とは?―中国メディア

Record China / 2025年1月1日 18時30分

日本のアニメ×飲食店コラボがただの「食事」以上に心を動かす理由とは?―中国メディア

中国のポータルサイト・捜狐に「日本のアニメコラボがただの『食事』以上に心を動かす理由とは?」と題した記事が掲載された。写真はドカ食いダイスキ!もちづきさん。

中国のポータルサイト・捜狐に「日本のアニメコラボがただの『食事』以上に心を動かす理由とは?」と題した記事が掲載された。

記事はまず、「近年、アニメと飲食業界のコラボイベントが世界中で頻繁に開催され、話題を呼んでいる。これらのイベントにファンたちは熱狂する一方で振り回されることも少なくない。例えば、中国では『原神』とラッキンコーヒー(中国のコーヒーチェーン店)のコラボ、『ゼンレスゾーンゼロ』とマクドナルドのコラボ限定セット、さらには初音ミクとスシローのコラボグッズなど、オタク文化が日常生活の一部となっている。飲食ブランドとのコラボレーションにより、アニメ業界は市場での露出を拡大し、各ブランドの多様な発信方法を生み出している。しかし、これらのイベントはまだ『本格的な体験型エンターテインメント』に到達しているとは言えない」と述べた。

続けて、「そんな中、日本のコラボイベントに目を向けると、より深い没入感と、時に『生活の限界』に挑むような体験型コラボが注目を集めている。中でも代表的な例として挙げられるのが、日本で人気の漫画『ドカ食いダイスキ!もちづきさん 』とのコラボイベントだ。この作品の主人公・望月美琴(もちづきみこと)は、一見すると優しくかわいらしいOLだが、その実態は止まらない暴食を続ける『暴食狂』そのもの。彼女の底なしの食欲は、自身を振り回すだけでなく、仕事のストレスや過食の問題を抱える現代人の現実を映し出している。こうした社会的なテーマが共感を呼び、連載開始から1年もたたないうちにネットで大きな話題となり、日本の『ネット流行語100』にもその名を連ねた」と紹介した。

その上で、「最近では、『ドカ食いダイスキ!もちづきさん』と日本の『MyCharaful Cafe』がコラボレーションを展開し、漫画に登場するメニューを忠実に再現したイベントを実施した。これに多くのファンが大興奮した一方で、提供されるメニューは一筋縄ではいかなかった。例えば、1キログラムのオムライスは3485キロカロリーという高カロリーの一品。これを完食するには相当な食欲と、体調管理への細心の注意が求められる。このようなコラボイベントは中国ではあまり見られないが、日本ではファンがただの参加者にとどまらず、アニメの世界観を追体験する『挑戦者』としてイベントに挑む姿が特徴的だ」と言及した。

そして、「美食と暴食のはざまで、味わいたい欲求と健康リスクの間で葛藤する様子は、まさに『極限の体験』と言えるだろう。こうしたイベントについて、中には『アニメへのリスペクトと同時に、消費者の限界に挑むもの』との声も少なくない。実際、暴飲暴食のリアルな再現を体験したファンの多くは、『料理要素が4割、狂気要素が6割」などと冗談交じりに語りつつ、その奥にあるストレス発散や自己挑戦への意味合いも見いだしている」とした。

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