尖閣諸島沖への中国船の航行日数が過去最多を更新―仏メディア
Record China / 2024年12月30日 16時40分
29日、RFIは尖閣諸島沖への中国船の航行日数が今年、過去最多を更新したと伝えた。写真は中国海警の船舶。
2024年12月29日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、日本の第11管区海上保安本部(沖縄県那覇市)が尖閣諸島沖の領海外側の接続水域に中国海警局の艦船の航行を確認したと発表し、今年に入ってからの同海域での中国船舶の航行日数が353日となり、過去最多を更新したことを伝えた。
記事は初めに「第11管区海上保安本部の発表によると、29日午前0時までに中国海警局の艦船4隻が尖閣諸島沖の接続水域を航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。これにより、同海域での中国船舶の航行日数は23年の352日を超え、08年に初めて航行が確認されて以来、過去最多を更新した」と伝えた。
記事によると、28日までに、中国海警局の船舶の航行は同海域だけで39回を記録していた。そのうち中国船が日本領海内で作業中の日本漁船と接触した事件が18件あったという。中谷元防衛大臣は23日に日本の複数メディアの取材に対し、沖縄県石垣市の尖閣諸島周辺で中国が日本から実効支配権を奪おうとする行動に懸念を示し、「偶発的な事故や衝突を予防するため、適度な交流を開く必要がある」として、今後は各方面での中国側との意思疎通を図ることを継続すると表明した。
記事は、さらに中谷防衛大臣が「いまだ楽観視できない情勢にある。領土、領海、領空を守るため、冷静かつ毅然とした対応が重要だ。東シナ海を含めた周辺海域と空域の警戒監視を昼夜分かたず行うことについて、防衛相と自衛隊は海上保安庁や関係各所と協力していく。同時に高いレベルの警戒任務の遂行のために日常の訓練は欠かせない。引き続き対応に万全を期す」とコメントしたことを伝えた。
記事は最後に、宮古や八重山の先島諸島住民の間で、中国の台湾侵攻に対する懸念が深まっていることについて、中谷防衛大臣が「台湾海峡の平和と安定は、日本の安全保障にとって極めて重要なだけでなく、国際社会全体の安定にとっても重要だ。台湾問題について対話を通じて平和的に解決することを希望する」とコメントしたことを伝えた。(翻訳・編集/原邦之)
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