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火災相次ぎ…中国で電動バイクの新ルール―香港メディア

Record China / 2025年1月15日 7時0分

火災相次ぎ…中国で電動バイクの新ルール―香港メディア

13日、香港メディア・香港01は、電動バイクの発火事故が後を絶たない中国で、電動バイクに関する強制力のある国家規格が発表された と報じた。

2025年1月13日、香港メディア・香港01は、電動バイクの発火事故が後を絶たない中国で、電動バイクに関する強制力のある国家規格が発表された

と報じた。

記事は、工業・情報化部が13日、新たな強制国家規格「電動自転車安全技術規範」(GB17761-2024)を発表したことを明らかにしたと紹介。新規格は今年9月1日に施行され、現行の国家規格(GB17761-2018)は新規格に置き換えられると伝えた。

そして、新規格の内容について、非金属材料の防火・防燃要件の強化、電動バイクに用いるプラスチックの総重量について「車両全体の5.5%以下」とすること、電動モーターの低速運行トルクなどに関する要求事項の追加、バッテリーセルやコントローラー、速度制限装置の改変防止に関する要求事項の改善、制動性能要件の引き上げ、鉛蓄電池を用いる電動車の重量制限引き上げなどが盛り込まれたとした。

また、車両に北斗測位システムや通信機能、動的安全モニタリング機能を備えること、バックミラーの取り付け奨励、生産企業による車両の推奨使用年限を明確化して銘板や製品合格証に明記することといった内容が含まれると説明。一方で、ペダル走行装置設置の強制要求事項は削除されたことを伝えている。

記事は、新規格について約8か月間の生産移行期間が設けられ、8月31日までは新旧どちらの規格でも生産が認められる一方で、9月1日以降に生産する全ての製品については一律新規格の要求事項を満たさなければならないと紹介。新規格の施行後は火災事故や交通事故、違法改造のリスクが低減し、車両全体の安全性能が高まって消費者の日常ニーズをさらに満たすことができるようになるとした。

中国では電動バイクの火災事故が頻発し、安全性が懸念されている。主な原因はバッテリーの品質不良や過充電、違法な改造による過負荷などであり、集合住宅や公共の充電スペースでの火災が深刻な被害をもたらしている。バッテリーをはじめとする部品の安全性向上が課題となる一方で、利用者の安全意識向上や適切な利用方法の普及も求められている。(編集・翻訳/川尻)

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