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2025年も「クレヨンしんちゃん」や「名探偵コナン」が見続けられる理由―中国メディア

Record China / 2025年1月23日 0時0分

そして、「このオンラインからオフラインへと広がるアニメ回顧ブームは、今年に始まったものではない」とし、「ここ数年、上海国際映画祭でチケット発売後に最も早く完売する作品の中には、常に名作アニメが含まれている。『イノセンス』、『パプリカ』、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』などの作品は、追加上映されてもなおチケットが手に入らないほどの人気を誇っている。昭和、平成、令和という3つの時代をまたぐ観客たちが、幼少期の名作への敬意を込めて熱心にチケットを争奪しているのだ」と言及した。

記事は、「中国のSNS・小紅書(RED)では、『クレヨンしんちゃん』や『ちびまる子ちゃん』の名言が注目を集め、いわゆる『バズる』コンテンツとして広まっている。25年という時代になっても、いまだに人気なのは、20世紀に連載が始まったこれらのアニメである。アニメのシーンが若者たちによって見直され、再解釈されているのだ。野原しんのすけ(しんちゃん)やさくらももこ(まる子)の生き方や自由奔放な発想が『私たちの10年先を行っている』と感嘆され、現在では一部の大人のネットユーザーにとって人生の指針とされている」と紹介した。

そして、「かつて『クレヨンしんちゃん』の中に含まれる大人向けの要素や子どもには不適切とされる内容が原因で、この作品は一時期、保護者たちの『ブラックリスト』に載ったことがあった。しかし、今改めて見ると、いたずら好きで、思いがけない一言を放つ5歳の幼稚園児が、大人の抱える疑問や困惑に対して鋭く切り込んでいたことが分かる。無邪気な言葉の中にほのかに漂う狂気があるのだ。大人を悩ませるような問題も、しんちゃんにとってはまったく大したことではなく、内面的な消耗も感じさせない。その姿勢が若者が抱える感情的な悩みやストレスに寄り添っている」と評した。

一方で、「まる子にはしんちゃんのような盲目的な自信や自己完結的な態度はない。彼女は時に不機嫌になり、落ち込むこともあれば、怠けたり、ぐずぐずしたりといった欠点も少なくない。しかし、そのシンプルで誠実な性格や、生活に向き合う楽観的な姿勢、そして温かな家族や友情が、この物語を今日でも多くの大人の心に響かせている。ツンデレな姉、まる子をいつも見守るおじいちゃん、そしてクラスメイトたち。彼らの生活への態度はまるで鏡のようで、視聴者に人生を洞察する視点を与えてくれる」と論じた。

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