<囲碁>韓国棋院が「反則騒動」を謝罪、日中棋院と統一ルール制定へ―中国メディア
Record China / 2025年1月29日 10時0分
韓国で行われた囲碁の第29回LG杯棋王戦をめぐる問題で、韓国棋院が28日に騒動を謝罪する声明を公式ウェブサイトで発表した。
韓国で行われた囲碁の第29回LG杯棋王戦をめぐる問題で、韓国棋院が28日に騒動を謝罪する声明を公式ウェブサイトで発表した。
23日に行われた第29回LG杯棋王戦決勝第3局では、中国の柯潔(コー・ジエ)九段が取った石を碁笥のフタの上に置かなかったことで審判から反則とみなされ、口論の末にこの対局を棄権。対戦相手だった韓国の卞相壹(ビョン・サンイル)九段が2勝1敗で優勝した。
中国囲碁協会は「第3局の結果を受け入れない」との声明を発表。柯九段はライブ配信を通じて、反則を指摘された際に審判から「もし時間を引き延ばすなら、今すぐに負けを宣告する」と警告されたことを明かし、「審判は私が時間を引き延ばしていると侮辱的に言った」と主張、涙を流し悔しさをにじませながら「永遠に妥協しない」と徹底抗戦の構えを見せた。
その後、韓国の金成龍(キム・ソンリョン)九段がライブ配信中に、中国棋院が韓国棋院に対してルールの変更を求め、変更しない場合は中国の棋士がこれから行われる農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦第3ラウンドに参加しないとする書簡を提出したことを明らかにした。
問題となったルールについて、中国国営の新華社は「韓国棋院が昨年11月に新設し、事前にすべての外国の囲碁団体に通知されていた。『死に石』の扱いは国ごとに異なる計算方式があり、韓国の囲碁界では『死に石』が勝敗の計算に影響を与えるためこの規定が必要とされている。しかし、中国の囲碁界にとってはなじみの薄い規則であり、適応する時間が十分ではなかった」と報じている。
騒動を受け、韓国棋院は声明を発表し、「中国側と緊密な対話を進めており、対策を講じ、問題を円満に解決するために努力する」「今回の騒動によって、韓国と中国の関係者がこれまで積み重ねてきた信頼を失わないことを願っている」とした上で、中国棋院および日本棋院と早急に協議を行い、国際大会に適した統一ルールを制定する意向を示した。また、囲碁ファンや騒動の関係者らに謝罪し、再発防止に努めるとした。(翻訳・編集/北田)
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