中国のガソリンスタンド、今後5年間で2万カ所を廃止
Record China / 2025年2月5日 12時30分
中国は今後5年間でガソリンスタンド2万カ所を廃止する予定です。
中国石油経済技術研究院はこのほど北京で「2024年国内外石油・ガス業界発展報告」(以下「報告」)を発表しました。中国石油経済技術研究院の呉謀遠副院長は席上、「石油製品消費量の減少速度を踏まえると、2030年までに中国国内の2万カ所のガソリンスタンドが淘汰され、現在の約11万カ所から約9万カ所前後に減少することが予測される。これは業界にとって非常に大きな試練になるだろう」と述べました。
同報告によると、2024年の中国の石油見掛け消費量は7億5600万トンに達し、前年とほぼ横ばいであるものの、増加幅は大幅に縮小しました。消費構造の面では、「交通用燃料は減少、化学工業用燃料は増加」という特徴がみられます。また、石油製品消費は前年同期比2.4%減の3億9000万トンとなる一方、化学工業用油は7.3%の増加となりました。発表会に出席した中国石油経済技術研究院の陸如泉院長は、「2024年に中国の石油製品消費はターニングポイントを迎える」と指摘しました。
同報告によると、2024年に中国の新エネルギー車保有台数は3000万台を超え、累計で約2800万トンのガソリン消費が置き換えられることで、年間のガソリン消費量は前年比3.1%減の1億5800万トンにとどまる見込みです。また、LNG大型トラックの急速な普及により、約2500万トンのディーゼル燃料が代替され、年間のディーゼル消費量は前年比4.8%減の1億9200万トンとなると予測されています。
また、中国石油経済技術研究院は、中国の石油需要は2025年にピークを迎え、石炭需要は2028年にピークに迎えると予測しています。これに伴い、中国のエネルギー関連の炭素排出量は2030年までにピークを迎え、予定通りカーボンピークアウトを実現すると見込まれています。(提供/CRI)
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