一晩で1キロしか進まず、春節Uターンラッシュで大渋滞―中国メディア

4日、上遊新聞は、春節連休の終わりを迎えた中国の高速道路で激しいUターンラッシュが発生したことを報じた。

2025年2月4日、上遊新聞は、春節連休の終わりを迎えた中国の高速道路で激しいUターンラッシュが発生したことを報じた。

記事は、8連休だった春節連休最終日の4日、中国のネットユーザーの多くがSNS上に高速道路の激しい渋滞の様子を報告したと紹介。あるネットユーザーは3日夜に湖南省邵陽市から江蘇省南京市に向けて出発したところ、上海市と重慶市を結ぶG50高速道路で「一晩で約1キロしか進まなかった」という激しい渋滞に巻き込まれたことを報告し、「こんなにひどい渋滞は初めてで、まるではって進むような状態だった」と感想を残したことを紹介した。このユーザーは目的地の南京までまだ約400キロある地点で止むなく高速道路を降り、一般道で帰路に就いたという。

また、別のドライバーは湖北省黄岡市からG50高速道路を経由して浙江省杭州市へと向かっていた4日未明、黄岡市にあるサービスエリアから約7キロの地点でいきなり大渋滞に遭遇したことを明かし、「ナビゲーションの渋滞情報が真っ赤になり、7．9キロを走るのに8時間58分かかるとの予測が出た。多くの車は動力を切って停車していた」と状況を説明した。4日午後3時過ぎの時点で「まだ安徽省にいる。浙江省までは300キロ以上残っており、ナビゲーションではさらに9時間かかると表示されている」と報告、春節連休中の高速道路無料措置の適用期間中に到着できないかもしれないと嘆いていた。

さらに別のドライバーは、4日午前3時45分に「湖北省にあるG50高速道路サービスエリア付近で深刻な渋滞に遭遇したため、多くの車が燃料・電池不足を心配し、動力を切って休憩している。中にはすでに眠っている人もいたようで、交通警察が来て起こして回っている。しかし10分後にはまた動力を切って寝てしまった人もいる」と伝えている。

記事は、湖北省の高速道路交通警察が4日午後にSNSを通じて、事故や大規模な渋滞の発生を伝えるとともに、ドライバーに慎重な運転や運転経路の適切な選択による渋滞回避などを呼びかけたことを紹介している。（編集・翻訳/川尻）