いよいよ日本上陸!「カングーらしさ」そのままイマドキに進化
レスポンス / 2023年3月5日 12時0分
フランス本国での発売から遅れること約2年、いよいよ『カングー』第3世代が日本でも発売開始となる。コアなファンが多い1台だが、今回は注目の内外装を詳しくお届けする。
◆「もっと遊べる空間」へ進化、荷室サイズも拡大
2002年に初代が日本に導入されたルノー・カングー。商用車をベースにしたことで生まれた広大な荷室と、愛くるしいデザインで人気を博した。ルノー曰く、「遊びの空間」という意味の「ルドスパス」と呼ばれるほど、欧州でも親しまれてきたという。
「遊びの空間」というコンセプトはそのままに、「もっと遊べる空間」へと大きな進化を遂げた、というのがこの第3世代カングーだ。アイコニックなダブルバックドアは日本モデルのみに設定されるもの(本国では商用タイプのみ)。荷室容量は旧型から115リットル増加して775リットルとなり、使い方の幅が広がった。
パワートレーンは2種類から選択可能。1.3リットル直噴ガソリンターボと、1.5リットルディーゼルターボだ。画像のモデルはブルーソーダライトメタリック(青)のものがガソリン車、ジョン アグリュム(黄)のものがディーゼル車。ボディカラーはカラフルな5色を展開する。
◆黒色バンパー+ダブルバックドアは日本向けの特別モデル
フルLEDヘッドライトの採用で、デザインは現代的になった印象。しかし、一目でカングーらしさを感じさせるエッセンスが随所に取り入れられている。ワイドなショルダーラインを筆頭に、抑揚のあるボディラインが、商用車然とした力強さを感じさせる。
人気のある黒色バンパー仕様は、新型でも選択可能。実はダブルバックドアと黒色バンパーの組み合わせは、ハーフキャップのホイールカバーと合わせて日本市場オリジナルの仕様だ。日本におけるカングーファンの多さがうかがえる。
インテリアは、実用性と使い勝手の良さを融合させたフランス流のデザインだ。水平基調に配置されたダッシュボードはダークグレーに塗装されたパネルが上質感を高め、クロームパーツがアクセントを加えている。
◆快適な走りと充実の安全装備
新型カングーはルノー・日産・三菱のアライアンスによって開発されたCMF-C/Dプラットフォームを採用する。『メガーヌ』などに実績があるミドルクラス向けプラットフォームで、快適な走りを維持しつつ、積載性を大きく向上させたという。
また、先進運転・駐車支援システムも数多く搭載される。特に、車線維持支援を行うエマージェンシーレーンキープアシストと、後方等からの車両接近警報であるブラインドスポットインターベンションはルノーの日本導入モデルでは初搭載。先代に比べ、安全性も高められたと言えるだろう。
カングーらしさを維持しつつ、現代的な進化を遂げた新型カングー。新型カングーは3月2日から販売を開始する予定。価格は395万円から424万5000円となっている。
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