【ZR-V vs ハリアー vs CX-5】SUV3台を徹底比較! 人気の理由が分かってきた
レスポンス / 2023年6月13日 11時30分
近年、人気が高まっているSUV。自動車メーカー各社も新型SUVを続々と発表している。今回は、そんなSUVの中で注目すべき車種をピックアップし、比較をしていく。ピックアップするのはホンダ『ZR-V』、トヨタ『ハリアー』、マツダ『CX-5』の3台だ。
◆比較する車種のプロフィール
ZR-V、ハリアー、CX-5は、それぞれ各メーカーを代表するミドル/LサイズのSUVだ。ハリアーは全長が少し長いが、4800mm以内に収まる。ZR-Vとハリアーはハイブリッド、CX-5はクリーンディーゼルターボの搭載に特徴がある。
◆外観デザイン&ボディサイズ比較
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1895866.jpg)
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1895878.jpg)
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1895919.jpg)
ZR-Vは縦方向にスリットの入ったフロントマスクが個性的だ。ハリアーは外観を緻密に造り込んだ。テールランプは左右を繋げて端正な印象だが、リヤ側の方向指示機はリヤバンパーに装着され、ブレーキランプと距離が離れている。後方からの視認性は良好とはいえないが、質感は高い。
CX-5はほかの車種と同じく前輪駆動ながら、ボンネットを長く見せるデザインで、全般的にスポーティな印象が強い。
全長はZR-Vは4570mm、CX-5も4575mmで同等だが、ハリアーは4740mmと少し長い。全幅は3車ともに1840~1855mmの間に収まる。居住空間の広さと運転のしやすさを両立させている。
◆インテリア&居住性比較
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1895869.jpg)
ZR-Vの内装は、ハイブリッドのe:HEVに特徴がある。ATの操作はプッシュボタン式のスイッチで行うが、慣れないと少々使いにくい。その代わり水平基調のデザインによって広々感があり、細部までていねいに造り込んだ。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1895881.jpg)
ハリアーは質感の演出が巧みだ。合成皮革ながらも上質で、光沢のあるパーツの使い方も凝っている。デザインはオーソドックスだが、車内を美しく見せている。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1895893.jpg)
CX-5は、外観のデザインと同様に、内装もスポーティだ。ATレバーの収まるセンターコンソールは少し高めに位置して、乗員を囲むような雰囲気だ。後輪駆動車に似ている。
居住空間は各車とも十分に確保される。その上で比べると、身長170cmの大人4名が乗車した場合、後席に座る乗員の膝先空間は、ZR-Vが握りコブシ2つ半、ハリアーは握りコブシ2つ少々、CX-5は2つ分になる。
◆荷室などの使い勝手比較
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1895874.jpg)
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1895886.jpg)
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1895898.jpg)
ミドルサイズのSUVとあって、荷室容量は3車とも十分に確保される。後席を使っている時の荷室長は、全長の最も長いハリアーが985mmだ。
2位はCX-5の950mm。前述の通り、後席の膝先空間は3車の中では最も狭いが、全長の割に荷室長に余裕を持たせた。3位はZR-Vの890mm。全長の割に、後席の足元空間に余裕を持たせたから、荷室長は短くなった。
◆運転のしやすさ比較
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1895871.jpg)
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1895883.jpg)
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1895895.jpg)
SUVとあって、3車ともにサイドウインドーの下端は高めだ。視界よりも外観の見栄えを重視しているが、CX-5は水平基調だから、側方や後方が見やすい。
全長は、前述の通りZR-VとCX-5は短く抑えている。最小回転半径は、ZR-VとCX-5は5.5mに収まる。ハリアーはボディが長く、最小回転半径は、17/18インチタイヤ装着車が5.5m、19インチのZは5.7mになる。ハリアーはサイズが大きく感じる。
◆走行性能&乗り心地比較
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1895873.jpg)
ZR-Vは1.5Lターボも搭載するが、主力のパワーユニットは2Lのe:HEVだ。エンジンが主に発電機を作動させ、モーターが駆動を受け持つ。電気自動車を思わせる滑らかな加速感と、優れた静粛性が特徴で、制御の仕方が緻密だ。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1895885.jpg)
ハリアーは2Lのノーマルエンジンを用意するが、上級SUVとしては物足りない。最も推奨度の高いパワーユニットはハイブリッドで、適度にエンジンの鼓動も感じさせる。プラグインハイブリッドは動力性能がさらにパワフルだ。乗り心地も快適に仕上げた。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1895897.jpg)
CX-5はガソリンエンジンも用意するが、最も注目されるのは2.2Lのクリーンディーゼルターボだ。実用回転域で4.5Lのガソリンエンジンに匹敵する駆動力を発揮して、パワフルな印象が強い。なおかつWLTCモード燃費は、17.4km/L(2WD/6速AT)に達する。軽油価格の安さも考慮すると、燃料代はハイブリッド並みに安い。操舵に対する反応は適度に機敏で、スポーティな運転感覚を味わえる。
◆おすすめユーザー
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1895864.jpg)
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1895876.jpg)
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1895888.jpg)
ZR-Vは後席の居住性も快適で、ファミリーユーザーに適する。ハリアーはボディがひとまわり大きく、内外装も上質だから、豪華指向のクルマを求めるユーザーにピッタリだ。かつてのクラウンが、今日のハリアーといっても良いだろう。
そしてCX-5は、クリーンディーゼルターボの高い駆動力を含めて、スポーティなクルマを好むユーザーに適する。
◆おすすめグレード
ZR-V:e:HEV・X・2WD(328万2400円)
ハリアー:ハイブリッドG・2WD(411万9000円)
CX-5:XDプロアクティブ・2WD(326万1500円)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【価格判明】スズキ 新型フロンクスの価格は254万1000円~!
MōTA / 2024年8月2日 18時0分
-
【2024年】燃費のいい車ランキング! ボディタイプ別TOP5とおすすめ車種をそれぞれ紹介
MōTA / 2024年7月31日 12時30分
-
コンパクトSUVのおすすめ車種はどれ? 室内空間や荷室、燃費など選び方別ランキングTOP3
MōTA / 2024年7月19日 19時0分
-
【動画】ホンダ ZR-V 試乗レビュー SUVとは思えない軽快なハンドリグと快適な乗り心地
CORISM / 2024年7月15日 11時4分
-
1年で7万台売れた! ホンダの激売れ「シビックSUV」“走る姿がカッコいい!”と好評に!? 「ZR-V」への反響は?
くるまのニュース / 2024年7月13日 20時10分
ランキング
-
1映画館で飲み物を「ペットボトル」で持ち込んでいる人がいました。これってルール的に大丈夫なんですか? 映画館によるのでしょうか…?
ファイナンシャルフィールド / 2024年8月11日 4時30分
-
2「もう名前が良き」 ヤマト運輸の新サービスが大反響! 他社では命名できない?
乗りものニュース / 2024年8月10日 16時42分
-
3冷凍王子が選ぶ業務スーパー「最強のコスパ冷食」 夏休みの食事作りに助かる「簡単レシピ」も紹介
東洋経済オンライン / 2024年8月11日 8時20分
-
4堀江貴文「日本は宇宙産業で世界トップになれる」 もとからある日本の優位性をもって世界と戦える
東洋経済オンライン / 2024年8月11日 17時30分
-
5中ロ貿易が足踏み=米制裁で「取引に支障」
時事通信 / 2024年8月11日 15時8分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)