ヤマハの「eバイク」がパワーアップ! ドライブユニットが軽量・小型化、魅力的な新色に初のスマホ連携も
レスポンス / 2024年9月4日 17時17分
ヤマハ発動機は、スポーツ電動アシスト自転車(eバイク)「YPJシリーズ」のグラベルバイク『WABASH RT(ワバッシュ アールティー)』とクロスバイク『CROSSCORE RC(クロスコア アールシー)』の2024年モデルを、10月9日に発売する。
◆デザインと走行性能が進化「WABASH RT」&「CROSSCORE RC」
「WABASH RT」は、「いろいろ使えそう。ONもOFFも。」をコンセプトに、オンロードでの快適性とオフロード(林道・砂利道などの未舗装路)での走破性を求める方をターゲットにしたモデル。オフロードでも高い走行性を発揮し、バイクパッキングなどアクセサリーの装着も可能で、移動が楽しく快適にできる点に注力し開発したグラベルバイクだ。
オフロード走行に適した1×11スピードの「シマノGRX」、走破性と快適さを兼ね備えた700×45Cグラベルロード用タイヤ、荒れた路面での振動吸収とシート高調整が可能なドロッパーシートポスト、ボトルゲージやバッグなどの取付を可能とするアクセサリーマウント(ダボ穴)を備え、冒険的なライドを好むユーザーに最適なモデルとなっている。
「CROSSCORE RC」は、「365days,1bike」をコンセプトに、通勤から仲間とのレジャーライドまで1台で楽しみたい方をターゲットに、街中でのコミューティングから郊外のロングライドまで快適に走行できる点に注力し開発した、オールマイティに活躍するクロスバイクとなっている。
路面の継ぎ目などでの衝撃を緩和するSR SUNTOUR製フロントサスペンションフォークのほか、耐久性と変速製を向上させた1×9スピードの「シマノCUES」を新採用。「WABASH RT」同様にアクセサリーマウントも備え、毎日の移動をワンランクアップさせてくれるモデルとした。
2022年の登場から、「WABASH RT」「CROSSCORE RC」ともにデザインと走行性能がユーザーから高く評価されてきた。2024年モデルでは、好評なポイントであるデザインと走行性能を中心にアップデートがおこなわれている。
主な進化は3点。さらに軽く、コンパクトに、そして最大トルク向上を実現した新型ドライブユニット「PWseries S2」の採用、ライフスタイル感を取り入れた新しいカラーリング、そしてヤマハ初となるコネクテッドバイクの登場だ。「CROSSCORE RC」に設定される『CROSSCORE Connected(クロスコア コネクテッド)』では、スマートフォンアプリとBluetooth連携をおこなうことでリアルタイムで様々な情報を提供し、より快適にライドを楽しめる。
◆新型ドライブユニットと新カラー
共通する新型ドライブユニット「PWseries S2」は、従来モデルに比べ、550g軽く、約20%小型化しながらも、最大トルクを約7%向上し最大トルク75Nmを実現。急な坂道や、オフロード走行時など高いアシスト力が求められる場面でもよりスムーズな加速が得られるほか、小型化によって荒れた路面でもユニット部が当たることなく走り抜けることができる。
また、自動でアシスト力を制御する「オートマチックアシストモード」もアップデート。走行状況に応じて、「ハイモード」「スタンダードモード」「エコモード」から自動選択し、ライダーに最適なアシストを提供するが、自動で切り替わるタイミングをスムーズにしたことで、より自然なフィーリングで走行することができる。
カラーリングは、「WABASH RT」ではヤマハが考えるグラベルeBikeの世界観を2色のカラーリングで表現。「マットショールグレー」は、緑味を帯びたダークマットグレーでオフロード環境を想起させるカラーリングに、「マットストーングレー」は、オンロードの都会的で洗練された印象を与える。
「CROSSCORE RC」は、「シティ」「アクティブ」「ネイチャー」というテーマを軸にトレンド感を高めたカラーリングを3色展開。フォーマルでありながらも、肩肘の張らないカジュアルコーディネートに最適な「スペースグラファイト」、高級感とスポーティーさを融合させた「マットブロンズ」、カフェやビーチライフなどスローカジュアルなイメージを表現した「カーキジェイド」を設定した。
◆YPJシリーズ初のコネクテッド機能
YPJシリーズ初のコネクテッド機能を搭載したモデル「CROSSCORE Connected」は、新開発の「YAMAHA e-Bike Link」アプリと連携することで、ケイデンス、ペダリングパワー、カロリー表示や走行ルートの記録などをスマートフォンに表示、記録させることができる。フィットネスとしてeバイクを楽しみたいユーザーはもちろん、パーツごとのメンテナンスタイミング通知や、バッテリー残量のリマインド機能を備えることで、初めてeバイクに触れるユーザーにも嬉しい機能だ。
アプリで利用できる主な機能は4つ。
「メンテナンスノート」は、自転車の適切な点検や点検時期の通知などの正しい整備を促す機能だ。パーツごとに推奨するメンテナンスタイミングを通知するほか、メンテナンスの方法についても画像を合わせて表示する。実施したメンテナンスの内容を画像と一緒に記録したり、履歴を項目ごとに保存し閲覧することも可能だ。また、不意のトラブル時には取扱店舗の検索もおこなうことができる。走りを楽しむeバイクだけに、常に最良の状態をキープしたい。
「バッテリーリマインド」は、バッテリー残量をスマートフォンに通知する機能。スマートフォンアプリにはバッテリー残量が表示され、適切なタイミングで充電を知らせる。画面上で走行モードを切り替えることで、各モードでの残走行距離の目安を確認することも可能。充電を促す通知は、音声で通知することも可能だ。もともと「+エコ」モードでは一充電で188kmの航続が可能(走り方により異なる)だが、万が一のバッテリー切れの不安を和らげてくれるのは嬉しい。
「セーフティライドアシスト」は、安全に走行するためのアラート機能で、「長時間運転アラート」「安全運転のプライズ」「ライトの無灯火アラート」によってユーザーをサポートする。
「走行ログ機能」は、eバイク体験をより楽しむための走行データを記録、振り返りができる機能。毎走行時のGPSログ、移動距離、移動時間、バッテリー消費量や消費カロリーなど走行データの記録ができる。次回のサイクリングルートの参考や、健康管理に活用することも可能だ。
また、「CROSSCORE Connected」では車体側のディスプレイが、Bluetooth連携に対応した専用のものとなる。より大型のディスプレイではケイデンス、ペダリングパワー、カロリー表示が可能となっているほか、USB給電にも対応している。
価格は、「WABASH RT」が46万3100円、「CROSSCORE RC」が34万1000円、「CROSSCORE Connected」が36万6300円。それぞれS、M、Lサイズを用意する。
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