ランボルギーニ『カウンタック』と最新作『レヴエルト』との共通点とは?
レスポンス / 2024年9月6日 8時0分
ランボルギーニは9月3日、名車『カウンタック』の生産開始から50周年を迎えた、と発表した。1974年3月、ランボルギーニのサンタアガタ・ボロニェーゼ工場でカウンタックの量産が始まった。このモデルは16年間市場に残り、伝説となった。
カウンタックは、ランボルギーニが初めて自社でボディワークを手作業で行い、内装も自社のアップホルスタリーデパートメントで生産した最初の車。この取り組みは50年後の現在でもサンタアガタ・ボロニェーゼでの伝統となっている。この記念すべき年に、ランボルギーニは最初の『カウンタック LP400』を生産ラインに戻し、最新の『レヴエルト』と共に写真撮影を行った。
カウンタックは「LP500」として1971年3月11日のジュネーブモーターショーでアイデアカーとして発表され、その成功により量産が決定した。量産モデルであるカウンタック LP400が完成するまでには、いくつかのプロトタイプカーと3年間の技術開発、そして集中的なロードテストが必要だった。開発中、サンタアガタ・ボロニェーゼではカウンタックの生産ラインが整備され、ランボルギーニの歴史で初めてボディワークが自社で行われることとなった。この決定は会社の成長に大きな影響を与えた。
カウンタックの全モデルを振り返ると、LP400(1974-1978年)は152台生産され、「ペリスコピオ」と呼ばれる中央のくぼみが特徴だった。LP400S(1978-1982年)は235台生産され、ピレリの低プロファイルタイヤやホイールアーチの拡張などが特徴だった。5000S(1982-1984年)は323台生産され、排気量が4.8リットルに増加した。クアトロバルボーレ(1985-1988年)は631台生産され、5.2リットルエンジンを搭載していた。25周年記念モデル(1988-1990年)は658台生産され、カーボンファイバーが初めて使用された。
カウンタックは、1970年代半ばから1990年までランボルギーニを競争力のある存在にし、最終的に伝説となった。
カウンタックとレヴエルトの間には半世紀の時間があるが、その間にランボルギーニの生産量も大きく変化した。カウンタックは16年間の生産で1999台、『ディアブロ』が11年間で2903台、『ムルシエラゴ』は9年間で4000台、『アヴェンタドール』は11年間で1万1000台以上が生産されている。
これらの違いにもかかわらず、カウンタックとレヴエルトには多くの共通点がある。まず、12気筒エンジンを縦置きに配置する技術的なセットアップが同じだ。しかし、レヴエルトにはバッテリーパックが追加され、ギアボックスがV12エンジンの後ろに移動した。ドライビングセットアップも同じで、シザードアもカウンタックから始まり、ランボルギーニのV12車の特徴として今も受け継がれている。
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