2024国際航空宇宙展にスバル『360』増加試作型が登場
レスポンス / 2024年10月19日 7時30分
スバルやカワサキなど、自動車・二輪車で有名なメーカーで、航空宇宙にも進出している企業がある。航空宇宙産業の総合展示会である「2024 国際航空宇宙展」(JA2024)が10月16日から19日まで、東京ビッグサイトで開催中だ。
●パブリックデー実施
本展では、航空・宇宙・防衛の製造・運航・整備に加え、脱炭素などの新分野を加えた幅広い展示や講演・セミナーを通して、航空宇宙産業のトレード・情報交換を促進するとともに振興を図る。国内外の企業、業界関係者、政府機関、大使館関係者が集結する、航空宇宙産業では日本最大級のトレードショーだ。主催は日本航空宇宙工業会と東京ビッグサイト。前回は2018年で、6年ぶりの開催となる。
最終日にあたる10月19日は、一般の人にも航空宇宙分野への関心をもってもらうため、トレード・パブリックデーとして一般公開される予定だ。子どもから大人まで楽しむことができる体験型/観覧型コンテンツを用意している。入場料は1500円(税込)。大学生以下は学生証の提示で無料、小学生以下も無料だ。
●スバル・エアモビリティと360
スバルでは「SUBARUの魅力と未来への挑戦」を展示コンセプトとし、同社の製品・技術を多くの人に体験してもらうとともに、次世代へ向けた取組みを展示している。スバルは航空機メーカーを前身とし、現在も航空機部門と自動車部門とからなる重工業だ。
航空宇宙展のスバルブースには、ジャパンモビリティショー2023にも展示され、同年初の試験飛行に成功した『SUBARU AIR MOBILITY Concept』の飛行実証機と、日本のモビリティの歴史に大きな足跡を残した乗用車であるスバル『360』増加試作型が並んで展示された。陸上自衛隊多用途ヘリコプター「UH-2」のフルスケールキャビンモックアップも展示され、キャビンスペースへの乗り込みも可能だが、順番待ちの列が予想される。
●Ninjaエンジンで空を飛ぶ
川崎重工業は、モーターサイクルのNinja用エンジンを搭載したヘリドローンの実証機「K-RACER-X2」を展示した。200kgの貨物搭載能力を確認しており、日本で開発された無人機では最大の貨物搭載能力を持つ。『Ninja H2R』の998cc水冷4ストローク並列4気筒バランス型スーパーチャージドエンジンを搭載している。
幕張メッセには同じH2シリーズの『Ninja H2 SX』が同時に展示されたが、モデルが違うせいかスペースの都合からか、K-RACER-X2のそばではなく、ヘリコプター「BK-117」のドクターヘリ仕様のそばに展示されている。
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