メルセデスベンツ、自動運転レベル3の最高速度を「95km/h」に引き上げ…独当局から認可
レスポンス / 2024年12月19日 14時30分
メルセデスベンツは、条件付き自動運転システム「DRIVE PILOT」の大幅なアップデートを発表した。このアップデートにより、ドイツ連邦自動車局から最高95km/hでのレベル3の自動運転認可を取得。2025年初頭からドイツ国内で販売が開始される予定だ。
DRIVE PILOTは、量産車両における最速の認証済み条件付き自動運転システム(SAEレベル3)となる。このシステムは、『Sクラス』と電気自動車『EQS』の2つの高級セダンに搭載可能で、価格は車両本体プラス5950ユーロ(約96万円)からとなっている。既に生産された車両については、インターネット経由または整備工場での無料アップデートが行われる。
今回のアップグレードにより、DRIVE PILOTは特定の条件下で、ドイツのアウトバーン全線(総延長1万3191km)において、最高95km/hまでの流れのある交通状況で使用可能となる。これにより、ユーザーはより頻繁に、より長時間自動運転モードを利用できるようになり、運転中の自由時間を有効活用できる。
システムが作動中は、ドライバーはテレビ視聴や映画ストリーミング、新聞を読む、仕事をする、あるいは単にリラックスするなど、他の活動を合法的に楽しむことができる。
安全性は引き続き最優先事項であり、システムは冗長設計を採用している。電気系統、ステアリング、ブレーキなどの重要な機能は二重化されており、必要に応じてドライバーに運転タスクを戻すことができる。
メルセデスベンツは、将来的にはさらなる高速化や長時間の自動運転、より高い快適性と安全性を目指している。現在、ドイツでの条件付き自動運転の法定最高速度は130km/hだが、同社は今後10年以内にこの速度域の達成を目指している。
また、同社は世界初となる特殊なターコイズ色のライトを開発し、DRIVE PILOTが作動中であることを外部から識別できるようにした。これにより、他の道路利用者や法執行機関が自動運転車両を容易に認識できるようになり、自動運転車両の社会的受容性向上が期待される。
メルセデス・ベンツの最新技術は、自動運転技術の進化と安全性向上を示す重要な一歩となっている。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「F1と同じやん!」屋根もガラスもない、メルセデスAMG『ピュアスピード』のスパルタ仕様にSNS興奮
レスポンス / 2024年12月16日 17時0分
-
メルセデスベンツ、未来的デザインの新型大型トラック『アクトロスL』生産開始
レスポンス / 2024年12月16日 9時30分
-
ドイツ物流業界に新風、メルセデスベンツの新型電気トラック『eアクトロス 600』が納車開始
レスポンス / 2024年12月12日 7時0分
-
F1技術を結集した究極のオープンカー、メルセデスAMG『ピュアスピード』発表
レスポンス / 2024年12月11日 14時0分
-
2倍の速さで自動駐車! メルセデスベンツのパーキングアシストが性能向上
レスポンス / 2024年11月29日 16時45分
ランキング
-
1ロシア軍いよいよ限界か?「ソ連の遺産」を食いつぶしたことが衛星画像で明らかに 英国防省が分析
乗りものニュース / 2024年12月19日 12時32分
-
25000円以下で買える高コスパな「A4サイズ対応トートバッグ」【2024年12月版】
Fav-Log by ITmedia / 2024年12月19日 12時15分
-
3その食べ方大丈夫!?どんどん太る「そば」の食べ方4つ
つやプラ / 2024年12月19日 12時0分
-
4「ニフティ温泉」人気トップ10 1位は埼玉「美楽温泉 SPA-HERBS」“食事がおいしい”など評価で5連覇
ORICON NEWS / 2024年12月19日 11時39分
-
5トップ営業マン「仕事ができれば何をしてもOKなの?」 社内不倫で会社は大混乱…妻は連日抗議、相手は長期欠勤中【社労士が解説】
まいどなニュース / 2024年12月19日 7時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください