2025年は巳年、ヘビにちなんだ車あれこれ…イギリス、アメリカ、欧州、日本
レスポンス / 2025年1月1日 9時30分
2025年は巳年、蛇の年。ヘビに関連した自動車の車名で思いつくのは……。
まずAC『コブラ』。シボレー『コルベット』対抗を模索していたフォードが、イギリスのACカーズと組んで開発した軽量スポーツカーだ。1963年から1000台ほどの車体がイギリスで製作され、アメリカでV8を搭載した。
フォードモーターの4.2リットルV8エンジンは、その後「コブラ」の形式名を持つようになる。ACコブラにも「~スネーク」といったサブタイプが存在していた。ACコブラを企画したのがスポーツカーデザイナーのキャロル・シェルビーだ。
フォードとACとの協力関係が終了したのち、シェルビーは70年代に『マスタング』の高性能仕様、「シェルビー・マスタング」を開発、生産する。これにコブラのエンブラムがあしらわれていた。またACコブラと同様に「スーパースネーク」というサブタイプがあった。
90年代、「コブラ」はマスタングの高性能仕様のタイプ名に用いられていた。21世紀になるとマスタングベースのレース仕様を「シェルビー」と呼ぶようになり、コブラのエンブレムが装着された。現在、フォードのカタログモデルに「コブラ」の名を持つものはないが、コンセプトモデルにしばしば使われるなど、伝統のネーミングとなっている。
キャロル・シェルビーはクライスラーグループにも協力しており、コブラと同じ毒蛇を車名にもつダッジ『バイパー』が90年代に誕生する。
欧州では、アルファロメオのマークに、人を飲み込む大蛇がデザインされていることが広く知られている。これは本拠地ミラノの名家、ヴィスコンティ家の紋章に因む。
日本では光岡自動車が『オロチ』というスーパーカーを作っていた。少量生産のスペシャリティカーメーカー、カスタムカーメーカーには、ブランド名や車名で蛇に因むものがあるかもしれない。塗料やアクセサリーの名前にもありそうだ。
現在はフォルクスワーゲンの傘下になっているが、イタリアのデザインハウス、イタルデザインは1980年に『メドゥーザ』コンセプトを提案している。ランチアのメカニズムを用いた空力スタディだ。ただし車名は、髪の毛が蛇の神話の怪物ではなく、おそらく水生動物の「クラゲ」だろう。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
2025年の「初春トミカ」は干支の“巳”に加えて縁起の良い6つのモチーフがラインナップ!
&GP / 2024年12月27日 6時0分
-
「これならアメ車欲しいかも」米国車初のニュル7分切り、『マスタングGTD』の進化にSNS興奮!
レスポンス / 2024年12月18日 20時0分
-
6速MT搭載! 日産「悪魔の“Z”」実車公開に反響多数! 「欲しい」「原作リスペクト」 「直6ターボ」に旧車デザインの「伝説ブルー」で車好き大興奮! 米披露の「240Z」とは
くるまのニュース / 2024年12月13日 15時10分
-
フォード『マスタングGTD』、米国ブランドで初めて独ニュルブルクリンクで7分切る
レスポンス / 2024年12月12日 18時0分
-
『Z』2025年モデルや高性能『オーラ』など初公開へ! 日産が「東京オートサロン2025」出展情報を発表
レスポンス / 2024年12月12日 16時10分
ランキング
-
1バイデン大統領の禁止命令に日本製鉄とUSスチールが共同声明…「あらゆる措置講じる」と表明
読売新聞 / 2025年1月4日 0時55分
-
2「セブンで375円」高いのになぜ人気? オハヨー乳業「ブリュレ」が前年比2倍の理由
ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月3日 6時15分
-
3ココイチに勝てる? 吉野家HDが立ち上げた「カレー専門店」に行ってみた 現地で「良く絞り込まれている」と感じたワケ
ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月3日 5時55分
-
4「理解しがたく、残念」と武藤経産相、米大統領が日鉄の買収計画阻止
ロイター / 2025年1月3日 23時59分
-
5為替相場 4日(日本時間 6時57分)
共同通信 / 2025年1月4日 7時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください