寒さの原因「ラニーニャ現象」に近い状態は次第に解消 熱帯の海面水温から今年の天気を予想 春の訪れ→「早い」
RKB毎日放送 / 2025年1月13日 16時14分
暖冬や冷夏など、季節の特徴を左右するのが熱帯の海面水温の変化、「エルニーニョ現象」や「ラニーニャ現象」です。
今月10日、気象庁は「ラニーニャ現象」に近い状態は次第に解消し、春以降、熱帯の海面水温は平常の状態となる可能性が高まったと発表しました。
2025年の春の訪れは・・・
「ラニーニャ現象」に近い状態次第に解消へ
この冬はいつもの年より雪が多く、厳しい寒さとなっています。
この原因は「ラニーニャ現象」に近い状態であることです。
現在、「ラニーニャ現象」の定義は満たしていませんが、海面水温や気圧分布は「ラニーニャ現象」に近い状態となっています。
しかし、今後はこの傾向が変わる見込みです。
気象庁の最新のエルニーニョ監視速報では、次第に「ラニーニャ現象」に近い状態が解消して、3月以降は平常の状態となる可能性が高くなっています。
2025年2月の気温は平年並み3月は平年より高く
「ラニーニャ現象」発生時は、偏西風が日本付近で南に蛇行して、寒気が流れ込みやすくなります。
この先は、次第に平常の状態となり、寒気の流れ込みが弱まるでしょう。
このため、2月は平年並みの気温に戻り、3月はこれまでの寒さから一転して、全国的に平年よりも気温が高くなりそうです。
今年は春の訪れが早く、例年よりも早い時季から屋外のレジャーを楽しむことができそうです。
暖かくなると心配なのは「花粉」
寒さが和らぐ日が増えてくるとスギ花粉が飛び始めます。
九州から東北では、スギ花粉は例年並みの2月上旬から3月中旬に飛散が始まる見込みです。
花粉は飛散開始前から少しずつ飛び始めますので、花粉症の方はそろそろ対策を始めてください。
RKB 気象予報士 橘高香純
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
花粉飛散予想 飛散量は平年比1.5倍以上 すでに少量のスギ花粉が飛散
ウェザーニュース / 2025年1月15日 12時30分
-
ラニーニャ現象に近い状態は徐々に解消へ(エルニーニョ監視速報)
ウェザーニュース / 2025年1月10日 16時30分
-
強力寒波襲来のメカニズムは? 日本海側を中心に大雪警戒
毎日新聞 / 2025年1月9日 19時54分
-
年末年始は「寒さを覚悟」どれくらい気温が低いか 日本海側を中心に雪が多く降り交通への影響も
東洋経済オンライン / 2024年12月25日 8時0分
-
気象庁3か月予報 冬の間は寒さ続く 春の訪れは早まる見通し
ウェザーニュース / 2024年12月24日 15時30分
ランキング
-
1【速報】大学生暴行死 主犯格とされる18歳男ら2人の実名公表 少年含む4人を起訴 札幌地検
STVニュース北海道 / 2025年1月15日 14時39分
-
2「国はずるい」宮城の村井知事が憤り 旧優生保護法補償法で被害者対応を自治体に丸投げ
産経ニュース / 2025年1月15日 14時42分
-
3小学校花壇にシカの頭部か、岐阜 埋められた可能性、腐敗なし
共同通信 / 2025年1月15日 12時4分
-
4【速報】維新・吉村代表 石丸新党と「連携もあり得る」「維新から出たいという候補がいれば両立可能」
MBSニュース / 2025年1月15日 15時55分
-
5「都議会自民党」会計担当を週内にも立件へ、パーティー収入3000万円不記載か…東京地検特捜部
読売新聞 / 2025年1月15日 5時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください