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『マンダロリアン』キャラ・デューン役、SNSの不適切な発言により同シリーズ解雇

Rolling Stone Japan / 2021年2月15日 20時35分

SNSへの度重なる不適切投稿により、『マンダロリアン』はジーナ・カラーノを解雇した。 Justin Lubin /Lucasfilm Ltd.

『マンダロリアン』キャラ・デューン役のジーナ・カラーノは、SNSへの不適切な投稿によってから同作から解雇された。

『スター・ウォーズ』シリーズを手がける米ルーカスフィルムは、2シーズンにわたって『マンダロリアン』の主要キャラクターのひとりである元反乱軍兵士キャラ・デューンを演じた女優ジーナ・カラーノと袂を分かった。

米ヴァラエティ誌が報じたところによると、『スター・ウォーズ』シリーズ初の実写ドラマ『マンダロリアン』に出演していた女優ジーナ・カラーノが同シリーズから解雇された。米ルーカスフィルムは、カラーノがSNSに「許し難い」投稿をして物議を醸したことを理由に、彼女を解雇したと述べた。

カラーノは、動画配信サービスDisney+で配信された『マンダロリアン』で2シーズンにわたって反乱軍兵士から新共和国の保安官となったキャラ・デューンを演じていた。

「ジーナ・カラーノは現在ルーカスフィルムに雇用されておらず、今後も彼女を雇用する予定はありません」と同社の担当者は声明を発表した。「それでも、文化および宗教的アイデンティティーにもとづいて人々を中傷した彼女の投稿内容は許し難く、受け入れられるものではありません」

>>関連記事:『マンダロリアン』監督が語る、制作秘話「誰もがベビーヨーダに恋をした」

現地時間2月9日夜、カラーノはSNSに攻撃的な内容をいくつか投稿した。そのうちのひとつは、ナチス・ドイツによるユダヤ人迫害と現在の共和党支持者への扱いをなぞらえたものだ。

「ユダヤ人は路上で暴力を振るわれた。それもナチスの兵士じゃなくて、近所の人たちから……子どもにまで」とカラーノはInstagramに投稿した。「歴史は編集されているから、ほとんどの人は気づいていない。ナチスの兵士がユダヤ人を簡単に一斉検挙できるレベルに行くには、ただユダヤ人であることを理由に隣人を憎むようにと、そもそも政府が仕向けたから。これって、政治的見解が違うからといって誰かを憎むのと一緒じゃない?」

このほかにも、複数のマスクを重ねづけしている人の写真と「その頃、カリフォルニアでは……」というコメントが投稿されていた。どちらもカラーノのInstagramアカウントから削除されている。

『マンダロリアン』解雇が決まる前、カラーノ扮するキャラ・デューンを主人公にしたスピンオフ作品の実現がささやかれていた。昨年12月、Disney+が『マンダロリアン』のスピンオフシリーズである『Rangers of the New Republic(原題)』の発表を行なった時点では、カラーノが単独主演を務めることになっていた可能性もある。

>>関連記事:『マンダロリアン』シーズン2、感動的な終幕の振り返りと考察

From Rolling Stone US.

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