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来日間近のサミー・ヘイガーが語る、エディ・ヴァン・ヘイレンと築いたレガシー

Rolling Stone Japan / 2024年9月18日 17時45分

サミー・ヘイガー(Photo by Leah Steige)

サミー・ヘイガーの「The Best of All Worlds 2024 Tour」が2024年9月、日本に上陸する。アメリカを代表するロック・シンガーであり”レッド・ロッカー”として世界を熱狂させるサミー。モントローズやチキンフット、そしてソロ・アーティストとして突っ走ってきた彼だが、今回は1980年代から1990年代、ヴァン・ヘイレン時代のナンバーが中心のライブとなる。2020年に亡くなった天才ギタリストにして盟友エディ・ヴァン・ヘイレンの人生と音楽へのセレブレーションは、多くのファンにとって特別なエクスペリエンスだ。

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サミーと共に日本のステージに立つ布陣もスペシャルなものだ。現代ロック界が誇る最高峰ギタリストのジョー・サトリアーニ。ヴァン・ヘイレンの鉄壁リズム・セクションを支えてきたベーシストのマイケル・アンソニー。ツアー当初のドラマーはジェイソン・ボーナムだったが、家族の事情で離脱、代役を務めるケニー・アロノフもザ・ローリング・ストーンズからザ・スマッシング・パンプキンズまで、幅広いスタイルをこなす実力派セッション・プレイヤーだ。大成功を収めた北米ツアーの熱気をそのまま、舞台は日本に移される。来日ギリギリ直前インタビュー、サミーが熱く語った。

ー「The Best of All Worlds 2024 Tour」、あなたにとって久々の来日ですね。待っていました。

ずっと日本に戻ってきたかったんだ。このツアーでは、なかなか来れなかったぶん、いろんな曲をプレイする。全24曲をプレイすると思うけど、中心となるのは俺がエディ・ヴァン・ヘイレンと一緒に書いた曲だ。それだけでなく俺のソロ・キャリアの曲、それからヴァン・ヘイレンにデイヴ・リー・ロスがいた頃の曲もやる。だから”ベスト・オブ・オール・ワールズ”ツアーと名付けたんだ。「ホワイ・キャント・ディス・ビー・ラヴ」「ホェン・イッツ・ラヴ」などに加えて「ジャンプ」もやるし、マイケル・アンソニーが「叶わぬ賭け Aint Talking Bout Love」を歌う。「パナマ」はデイヴ時代のナンバーでは一番のお気に入りで、俺がヴァン・ヘイレンにいた頃も毎晩歌っていた。ただ言っておきたいのは、このバンドがヴァン・ヘイレンではないということだ。ヴァン・ヘイレンのショーでは数曲プレイするとエディが20分のギター・ソロをやって、その後アレックスがドラム・ソロをやって……そういうのではなく、いろんな曲をプレイするんだ。俺たちがやりたい曲、みんなが聴きたい曲を、たくさん披露する。ジョーは「サッチ・ブギー」をやるけど、あれはソロではなく、ギターを主にした曲だからね。ヴァン・ヘイレンでエディと俺がやった音楽のセレブレーションなんだ。北米でツアーをやったけど、ファンはみんな熱狂的に応えてくれた。「人生で最高のライブだった!」と言ってくれる人もいて、光栄に思ったよ。





ー今回のツアーが実現するまでにメディアでさまざまな噂が流れて、もう無理なのではないか...と諦めかけていたファンもいました。もちろん水面下でビジネスのやり取りはあったのでしょうが、とにかく”レッド・ロッカー”が扉を蹴破って、日本のステージに立ってくれるのが嬉しいです。

日本は俺にとって特別な場所だ。決してお世辞で言っているのではない。最近ではライブの回数を減らしているんだ。常にベスト・コンディションでありたい。それにはツアー日程を詰め込まないことが大事なんだ。幸い、俺は生活のためにツアーをしなくて済む暮らしをしている。自分のアートのためにステージに上がっているんだ。日本でツアーをやるのは、俺が望んで、ファンが望むからだ。ジョーがヴァン・ヘイレンの曲をプレイするのを毎晩間近で見ることが出来るなんて、俺は世界で一番ラッキーなファンだよ! ジョーはエディのコピーをするのでなく、エディがプレイしたギター・パートに彼自身のハートとソウルを込めるんだ。ネットを見ると、12歳の子が「イラプション」を弾いていて、いつも凄い!と思わされる。でもジョーはまったく異なった、スペシャルなものに生まれ変わらせているんだ。まるで別の惑星から降り立ったようだよ。

ー前回あなたが日本のステージに立ったのは1995年、ヴァン・ヘイレンの『バランス』ツアーでした。それから30年近くが経って、今回の演奏予定曲目の多くがそのツアーの再現というのが、また日本のファンの特別な想いをかき立てます。

うん、あのときの日本武道館の盛り上がりは、今でも忘れられないよ。俺はもちろん、ジョーやマイケル、そして今回日本に一緒に来てくれるケニーにとって、ライブは最高にエンジョイ出来る空間であるのと同時に、きわめてシリアスな場でもあるんだ。だから俺も同じぐらいシリアスでいる必要がある。だから歌うとき、テレプロンプターは使わないんだ。「歌詞を覚えるのが大変じゃない?」と言われたりするけど、俺がやっているのは絵本の読み聞かせではない。ロックンロールを歌っているんだ。画面に映っている歌詞を読んだって、リアルなエモーションを込めることは出来ない。まあ、歌詞を少しばかり間違えることはあるよ。でもそれは仕方ない。大事なのは、心の底から歌っているものをみんなに感じてもらうことなんだ。毎晩ショーのセット・リストは似通っているけど、曲を入れ替えたり、異なったソロ・パート、インプロヴィゼーションを入れたりする。俺たち自身が常に新鮮なフィーリングでありたいんだ。


「日本では一部曲目を変えるつもりだ」

ー今回の日本公演のライブ・パフォーマンスをどのように”定義”しますか?

スペシャルなイベントだ。コンサートというよりもエディ・ヴァン・ヘイレンと俺が創ってきた音楽の”セレブレーション”だよ。儲けや人気のためにやるのではない。俺とマイケルは、これらの曲のオリジナル・ヴァージョンでプレイしたバンドの2人だ。もし俺たちが生かし続けないと、これらの曲は永遠に葬られてしまうかも知れない。ロックの歴史に残る幾つものバンドが同じことをしている。ザ・ローリング・ストーンズに残っているのはミック(・ジャガー)とキース(・リチャーズ)の2人だし、ザ・フーにいるのはピート(・タウンゼント)とロジャー(・ダルトリー)の2人だ。俺とマイケルも、体力が続く限りヴァン・ヘイレン時代の音楽を生かし続けたいと考えているんだ。どうせやるなら、お客さんに満足して帰ってもらいたい。2時間のショーをやるには、コンディションを整える必要があるんだ。このツアーを始めて、まだ一度もショーを中止にしたことがないよ。一度野外会場で、大雨のせいで中断しなければならなかったけど、それは不可抗力だった。でもその日は「イーグルス・フライ」を始めたところで稲光が走って、まるでステージ効果のようだった。会場にいるみんなにとって忘れられない光景だったよ。日本では屋内会場だから、ショーの最後まで突っ走れる。終演後に「今日は休めばよかった。家に帰りたい」なんて愚痴を垂れたくない。100%のハートとソウルを注ぎ込んだ満足感に包み込まれたいんだ。




マイケル・アンソニー(Photo by Denise Truscello)


Photo by Leah Steiger

ー公式YouTubeチャンネルで「ライブでは珍しいディープ・カッツ(深掘り曲)もプレイする」と宣言していましたが、あなたがいた時代のヴァン・ヘイレンのアルバムは全作品が全米ナンバー1になって、ヒット・シングルも次々と生まれていたので、ディープ・カッツなどというものは存在しませんよね?

ははは、君の言うとおりだ。どの曲をプレイしても、みんな一緒に歌ってくれるよ。彼らの人生の一部となって、俺たちは本当に幸せだったと思う。ディープ・カッツといって俺がイメージしていたのは、「セヴンス・シール」のような曲なんだ。シングルになっていないし、MTVで流れるようなタイプではないからね。でも、俺のお気に入りの曲のひとつだよ。このツアーをやることが決まったとき、まず頭に浮かんだのが「セヴンス・シール」だったんだ。

ー「セヴンス・シール」は全米ナンバー1アルバム『バランス』(1995年)の1曲目で、当時のツアーでもオープニング・ナンバーとしてプレイしていたので、ちっともディープ・カットではないと思います!

うん、まあ、君の言うことが正しいよ(苦笑)。「セヴンス・シール」はすごくヘヴィで、1曲目にピッタリだった。この歌詞はイングマール・ベルイマン監督の映画『第七の封印』からインスパイアされたんだ。単に映画の内容をなぞるのでなく聖書に記されている、人類の破滅へと至る”七つの封印”、そしてその破滅を回避するために我々が連帯しなければならないと主張している。決してただのパーティー・ソングではないんだよ。この曲を歌うとき、特別なエネルギーに包まれるんだ。とても誇りにしている曲だし、日本で歌うのが楽しみなんだ。



ー北米ツアーではヒット・シングルでもプレイしない曲がありましたが、セット・リストはどのように組み立てているのですか?

俺がステージで歌いたい曲をリストアップして、みんなの意見を聞いてみた。基本的にそれだけだ。いたってシンプルだった。日本では一部曲目を変えるつもりなんだ。「キャント・ストップ・ラヴィン・ユー」は日本ですごく人気があって、1995年の『バランス』ツアーで会場の全員が大声で歌ってくれた。あの感動をもう一度味わいたいんだ。あと大勢のファンからリクエストがあるけど、「ドリームス」は今の俺のキーと異なっていて、やるかどうか判らない。数年前のツアーで、アコースティックでプレイしたとき、音を下げて歌ったけど、ファンから「オリジナルのように歌ってほしい」という声もあった。でも、毎晩オリジナルのキーで歌うのは難しいんだ。俺にとっても思い入れのある曲だし、中途半端なヴァージョンには出来ない。もしかしたら終演後、スタジオ・ヴァージョンをテープで流すかも知れないね。



ージョー・サトリアーニはリーダー・アーティストとして活躍するのに加えて、世界最高峰のギタリスト達の”代役”を務めてきました。ミック・ジャガーのツアーではジェフ・ベック、ディープ・パープルではリッチー・ブラックモア、そして今回はエディと、超一流揃いですが、彼はどんなギタリストだと感じますか? エディとはどのように異なるでしょうか?

エディはギターの革命家だった。彼のようなギタリストは、それまで存在しなかったんだ。ロック・ギターは”エディ前”と”エディ後”に分けられるだろう。ジョーはギターの教授に近い存在だ。彼のテクニックはエディと肩を並べるし、それを論理的に解析して、生徒に教えることも出来る。2人ともジェフ・ベックやジミ・ヘンドリックスと並んで評価されるべきギタリストだよ。今回、ジョーはエディと同じように弾くのではない。エディのプレイを解析して、ジョーならではの解釈を加えて、新しい生命を吹き込むんだ。ジェフやリッチーの曲を弾くのと同様に、そのプレイを自分のものにしながら、彼らしく弾くんだ。そしてジョーはライブでシンガーがそうするように、お客さんに語りかける。そんな表現力があるから、彼はどんなギタリストの代わりにもなれるんだ。今、地上にいるギタリストで俺のフェイヴァリットを1人挙げるとしたら、文句なしにジョーだよ。


写真中央がジョー・サトリアーニ(Photo by Jon R. Luini)

ーマイケル・アンソニーとは40年近くのあいだ、幾つものバンドで行動を共にしてきましたが、彼の第一印象はどんなもので、今なお一緒にやっている魅力は何でしょうか?

マイケルと初めて会ったのは1985年、エディ宅の”5150スタジオ”だった。アレックス、エディと集まって、バンドとしてやっていけるかミーティングを行ったんだ。それぞれが求めるものを話し合ってその後、楽器を持って音を合わせてみることにした。話しているときは「うまく行くかな……?」という不安もなくはなかったけど、4人で一緒にプレイしてみて、彼らとバンドをやりたい!と強く思った。ミーティングが終わった後、兄弟は家に残って、マイケルと一杯やろうって、マルガリータとテキーラを飲んでタコスを食べたんだ。彼と俺はビーチ好きというところも共通していて、今度メキシコのカボ(サン・ルーカス)に行こうぜって意気投合した。

ー海がお好きなのですね?

ああ、今もTシャツは着ているけど、Zoomに映っていない下の方は海パンとビーチサンダルだよ(笑)。インタビューが終わったらビーチで少し泳いで、グリルでステーキを焼く。マイケルも似たようなタイプで、以心伝心なんだ。彼のハーモニー・ボーカルも大好きだ。俺の上のパートをずっと歌えるのは彼ぐらいだよ。ベーシストとしても素晴らしいし、親しい友人なんだ。人間としてうまくやって行けないと、ステージで共演しても楽しくないよ。


「この男と一緒に世界制覇するんだと確信した」

ーヴァン・ヘイレンに加入することになって、あなたとエディの初のステージ共演は1985年9月22日、イリノイ州シャンペンで行われたチャリティ・イベント「ファーム・エイド」でした。どんなことを覚えていますか?

”ファーム・エイド”はテレビで生放送されていたけど、俺がMCでつい「fxxkin」と言ったら中継を一時停止されてしまったのを覚えている(苦笑)。いや、アメリカの農業従事者たちのための素晴らしいイベントだったし、ひとつの目的のために数多くのアーティストが集まった。その時点で俺がヴァン・ヘイレンでやることは決まっていたし、数回スタジオでジャムをやって、新曲も書き始めていたけど、ソロ・バンドで「ファーム・エイド」に出演することが決まっていた。それで最後にエディが上がってきて、レッド・ツェッペリンの「ロックン・ロール」をやったんだ。自分の人生で最もスペシャルな経験のひとつだった。エディと初めて同じステージに立って、10万人の大観衆の前でプレイしたんだからね! エディの横に立って、彼が自信に満ちて、信頼に足るミュージシャンだということが伝わってきた。その頃はまだ健康の問題もなかったし、パートナーとして活動していくことにスリルを感じたよ。

ーアメリカン・ロックのドリーム・コンビ誕生の宣言としては理想の舞台でしたね。

この男と一緒に世界制覇するんだと確信したし、永遠にチームが続くと考えていたよ。いつか終わるだなんて想像もしなかった。結婚するときに離婚のことを考えないのと同じだ。俺も1回離婚しているけど、まさかうまく行かなくなるとは思わなかった。その後に再婚して27、28年間一緒だし、2人の娘がいるけどね。離婚するカップルの多くがそうであるように、ヴァン・ヘイレンとの関係もバッド・エンディングで終わった。エディが亡くなる前に仲直りすることが出来たのを、神様に感謝しているよ。いつかまた一緒にプレイしたかったけど、それは実現出来なくなってしまった。だからせめて彼と一緒に生み出した音楽をプレイするツアーをやって、彼の人生と音楽のセレブレーションを行おうと考えたんだ。俺とマイケルがやるしかないんだ。アレックスはツアーに出る気がないようだし、デイヴには俺の曲を歌うことが出来ない。残っているのは俺たち2人だけなんだよ。

ー「The Best of All Worlds Tour」のツアー日程で発表されているのは日本公演までですが、今後の予定はどうなっていますか? 2025年にもツアーは続くでしょうか?

俺たち全員がこのツアーを楽しんでいるし、出来るだけ長くやりたいと考えているんだ。期限は設けず、4人のスケジュールが合う限り何年先でもやるつもりだよ。ジョーのソロとしてのツアーもあるから、調整が必要だけどね。2025年は5月と8月に空白がありそうなんで、そのとき北米とヨーロッパを回るかも知れない。ついこないだ北米を回ったばかりだけど、公演数を絞ったこともあって、何度も「自分の住んでいる町に来なかった!」とか文句を言われたんだ(苦笑)。ケニー・アロノフはジェイソンの代役というだけでなく、ロック界で屈指のパワー・ドラマーだ。しかも彼はセッション・プレイヤーとして鍛え上げられている。ジェイソンがツアーに参加出来ないと判って、彼に連絡して24時間以内にすべてのドラムス・パートを叩けるようになっていた。以前チキンフットのツアーでチャド・スミスが参加出来なくなったときも、ケニーに来てもらったことがあるんだ。ジェイソンはご家族の事情があって日本には行けないけど、ケニーはマジカルな仕事をしてくれるだろう。さらにバンドにはレイ・シッスルウェイトも同行する。キーボード、ギター、ボーカル……彼に出来ないことはない。バンドに厚みを加えてくれるんだ。


Photo by Timothy Norris

ーところで元メタリカのジェイソン・ニューステッドは今回のプロジェクトにどの程度関わっていたのですか?

ああ、それはアレックスとデイヴが考えていた方のヴァン・ヘイレン・トリビュートだな。俺の方とは関係ない。ジェイソンは古くからの友人で、最高のナイス・ガイだ。彼がチキンフットみたいなバンドでもっと音楽シーンの前面に出てきたらいいのに、といつも考えているよ。ただ、俺の方のツアーは最初からマイケルがベースを弾くことになっていた。俺にとって最高の相棒だし、同じバンドにいた戦友だからね。アレックスとデイヴのどっちが言ったのか知らないけど、いくつもウサギの脳ミソ並の突飛なアイディアを耳にしたな。ジェイソンの件もそうだし、P!NK(ピンク)をシンガーに迎えるという話も聞いた。あまり怪しげなディスペンサリー(=大麻薬局)は使わない方がいい、とだけ言っておくよ。それが実現していないのは、誰かが「止めた方が良いよ」と忠告したのかも知れない。

ー通常のソロ・ツアーやザ・サークル、チキンフットなどでの活動予定はありますか?

ジョーやマイケルのスケジュールの都合がつかなければ、別のメンバーとツアーをするかも知れない。でも、無理はしたくないんだ。ステージに上がったけど声が出ない……なんていうのは自分の長いキャリアを無にすることだし、ファンに対しても無礼なことだよ。自分が納得のいくレベルで歌えないようなら、最初からツアーは組むつもりはない。俺がステージに立つということは、ベストを提供するということなんだ。それが来年(2025年)まで続くことを祈っているよ。

ーあなたは1980年代、1990年代、2000年代、そして2019年の『Space Between』と、4つのディケイドで連続して全米チャートのTOP5入りを果たしていますが、今回のツアーのラインナップでスタジオ・アルバムを作ったら5つのディケイド制覇も実現しそうですね。

この4人でアルバムを作ったら絶対に凄いものが出来るし、ぜひ実現させたいね! もう既にジョーと新曲を書き始めて、3曲がほぼ仕上がっているんだ。ジョーとマイケルと作ったチキンフットの1stアルバム『チキンフット』(2009年)はモントローズの『ハード・ショック Montrose』(1973年)やヴァン・ヘイレンの『5150』(1986年)と並ぶ俺の代表作のひとつだ。彼らとだったら、新しい代表作を作れる予感がするよ。

ー”レッド・ロッカー”としての活動と並行してTV番組『Rock & Roll Road Trip』出演、レストラン・チェーンやテキーラ・ブランドの経営など、大忙しですね。

うん、どのビジネスも楽しみながらやっているんだ。でも今は何よりもツアーを楽しんでいるし、このバンドのライブ・パフォーアンスを誇りにしている。ヨーロッパ、オーストラリア、南米、アジア大陸……俺たちのショーを見たいと言ってくれるファンがいる場所だったら、どこにでも行きたいね。あとどれだけ出来るか分からないけど、ベストをキープ出来る限り突っ走り続けるつもりだ。若い頃は、自分が50代になってもロックンロールを歌っているなんて想像も出来なかったんだ。さすがに80歳になったら無理だろうと思っていたら、ザ・ローリング・ストーンズがやってのけている。日本にもあと何回かは行きたいんだ。まずは9月のツアーで、みんなでテキーラで乾杯だ!

Sammy Hagar/サミー・ヘイガー
The Best of All Worlds 2024 Tour



▼日時・会場
2024年
9月20日(金)
名古屋・Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
開場18:00/開演19:00

9月22日(日)
大阪・堂島リバーフォーラム
開場16:00/開演17:00

9月23日(月・休)
東京・有明アリーナ
開場17:00/開演18:30

▼チケット料金(税込)
<東京・名古屋公演>
GOLD:35,000円 ※グッズ付き
S席 :20,000円
A席 :19,000円

<大阪公演>
GOLD(スタンディング):35,000円 ※グッズ付き
S(スタンディング)  :20,000円
2F指定席 :19,000円

※未就学児(6歳未満)入場不可。6歳以上チケット必要。
※GOLDのグッズは後日発表予定

▼公演ホームページ
https://www.livenation.co.jp/sammyhagar-2024

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