「政府は怒りを持って行動を」 青森で拉致問題を考える集い、横田哲也さんが訴え
産経ニュース / 2024年10月26日 19時18分
北朝鮮による「拉致問題を考える国民の集い」が26日、青森市で開かれた。拉致被害者の横田めぐみさん(60)=拉致当時(13)=の弟で拉致被害者家族連絡会事務局次長の哲也さん(56)が講演し、「日本の主権が侵害され、人権が蹂躙されている。政府は怒りを持って行動してほしい」と訴えた。
集いは政府と青森県、青森市が主催し約100人が参加。めぐみさんが拉致されてから47年がたとうとしている中、哲也さんは「異境の地に連れ去られ、24時間監視状態にあり、毎日が苦労と疲弊の連続ではないか」と思いやった。また哲也さんは、東京と平壌に相互の連絡事務所を開設する石破茂首相の案には「必要ない」と反対する姿勢を改めて明確にした。
昭和44年に行方不明となり、拉致の可能性を排除できない特定失踪者の今井裕さん(73)=失踪当時(18)=の兄で、特定失踪者家族会会長の英輝さん(81)も出席した。
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