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淀橋浄水場がよみがえった!? 東京都庁に巨大な水紋アート 大巻伸嗣氏作「みずのはし」

産経ニュース / 2024年10月2日 20時24分

都庁前に施された、かつての浄水場をほうふつさせるアート=新宿区

改修工事中の東京都庁に施されている仮囲いが、巨大な水紋をモチーフにしたアートに彩られている。先月登場したのは国内外で活躍するアーティスト、大巻伸嗣氏の新作「みずのはし」。都庁展望台の見学者の待機列とも近く、多くの観光客が記念撮影するなどして楽しんでいる。

現在、改修工事中の都庁。作品は第一本庁舎1階エントランス前に設置された仮囲いや都道を支える橋脚に登場した。計700平方メートル以上にわたる巨大アートで、作品に埋め込まれた2次元コードから作者のコメントなどを読むことが可能だ。

都庁の立つ西新宿にはかつて広大な淀橋浄水場があったが、浄水機能の移転に伴う副都心計画で高層ビル群となった歴史がある。大巻氏は、かつてそこにあった水を文様で再現することによって、「過去からの連続性や、さまざまな人が行きかい混ざり合ううねりを表現した」という。

ミラーシートを使用しているため光が反射し、歩くたびに水面が輝き大波にのまれているような感覚になる。太陽光が差し込む昼間と、車やビル街の光が反射する夜間で見え方も変化。大巻氏は「仮囲いは本来、工事現場を見せないようにするもの。公共空間と工事現場を分断してしまう存在にアートを施すことで、広がりを感じてもらえたら」とも語った。

今回の作品は、工事現場の仮囲いなどをアート空間として活用する都のプロジェクト「TOKYO CITY CANVAS」の第2弾。都は「アーティストにとっても作品展示の機会になる。今後とも取り組みを拡大していきたい」としている。公開期間は仮囲いを撤去する来年2月末まで。(當銘梨夏)

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