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天皇ご一家、御料牧場でご静養 陛下、勲章受章者ねぎらわれる 皇室ウイークリー(845)

産経ニュース / 2024年5月10日 12時0分

 天皇、皇后両陛下と長女の敬宮愛子さまは7日、静養のため滞在していた御料牧場(栃木県高根沢町)から帰京された。

 御料牧場は皇室用の乗用馬や家畜を飼育し、野菜などを生産している。ご一家は2日から5泊6日の日程でご滞在。到着した際には、出迎えた福田富一・栃木県知事に対し、天皇陛下は「新緑もきれいですね」、皇后さまも「本当に緑が鮮やかで」とそれぞれ語りかけられ、愛子さまも知事のあいさつに笑顔で応じられていた。

 宮内庁によると、ご一家は滞在中、牧場内の厩舎や牛舎を訪れ、馬にニンジンを与えたり、子牛に哺乳したりするなどして動物と触れ合われた。家畜伝染病対策のため、防護服を着用される場面もあったという。また、牧場で栽培されているトマトやアスパラガス、キャベツなどの野菜を、職員とともに収穫された。

 牧場内の各施設を巡る際には、自転車や車をご利用。宮内庁によると、皇后さまが結婚前から愛用しているトヨタ自動車の「カローラⅡ」を自ら運転されることもあったという。ご一家はそれぞれの施設で、担当職員に対しねぎらいの言葉をかけられた。

 天候の優れない日もあったものの、ご一家でゆっくりと滞在を楽しまれたという。

 陛下は9日、皇居・宮殿「松の間」で春の大綬章親授式に臨まれた。今回最高位の桐花大綬章を受章した大谷直人前最高裁長官や、旭日大綬章の石井隆一元富山県知事ら計13人に勲章を手渡された。

 式典後、大谷氏が代表で感謝の言葉を述べたのに対し、陛下は「どうかくれぐれも体を大切にされ、今後ともお元気に過ごされますよう願っております」とお伝えに。外国人叙勲で、旭日大綬章を受章したビショップ元オーストラリア外相に対し、英語でも感謝とねぎらいの言葉をかけられた。その後、受章者のもとへ歩み寄り、一人一人と言葉を交わされた。

 秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さまは9日、今月下旬のギリシャ公式訪問を前に、東京都八王子市にある昭和天皇の武蔵野陵と香淳皇后の武蔵野東陵を参拝された。グレーのロングドレス姿で臨み、陵の前で玉串をささげて拝礼された。

 佳子さまのギリシャご訪問は、25日から8日間の日程。日本との外交関係樹立125周年と「日本・ギリシャ文化観光年」に当たり、ギリシャ政府から招待を受けられた。記念式典に臨席し、大統領を表敬訪問するほか、聴覚障害のある人の支援施設の視察などにも臨まれる。

 上皇ご夫妻は4日、千代田区の紀尾井ホールを訪れ、作曲家で、平成13年に死去した團伊玖磨氏の生誕100年を記念するコンサートを鑑賞された。團氏は、昭和34年のご夫妻のご成婚に際し、「祝典行進曲」を作曲するなど皇室との縁が深い。宮内庁によると、主催者からの願い出を受けて足を運ばれたという。

 三笠宮家の瑶子さまは7日、千代田区で開催されたビリヤードの「寬仁親王杯 第81回全日本スリークッション選手権大会」に臨席された。瑶子さまの父親で、平成24年に薨去した寬仁親王殿下は、日本ビリヤード協会の総裁を務めていた。

【皇室ウイークリー】は毎週金曜日、「産経ニュース」に掲載している企画です。ニュース紙面ではあまり触れられない各宮家のご活動や、上皇ご夫妻のご様子を含め、宮内庁担当記者が皇室の1週間を振り返ります。紙面で掲載できなかった写真もご紹介しています。さらに「皇室ウイークリー」だけのために撮影した写真も、アップしています。

また皇室のご動静は、産経新聞社が取材協力している扶桑社の季刊誌『皇室 Our Imperial Family』でも、詳しくご紹介しています。

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