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ドラマ「366日」舞台 巡礼活況茨城県龍ケ崎市「聖地」に商機 撮影地マップなど企画検討中

産経ニュース / 2024年5月9日 18時8分

ドラマのカギを握るまいりゅうキーホルダー。「コロッケ」と「米俵」の2種類がある

フジテレビ系列で放映中のドラマ「366日」の舞台となっている茨城県龍ケ崎市を「聖地巡礼」で訪れる人が増えている。ドラマでカギを握る市のマスコットキャラクター「まいりゅう」のキーホルダーを市内でも販売を始めると売り切れが続出。こうした人気にあやかろうと、市ではマップの作成など、さまざまな企画を考えており、市の知名度向上やイメージアップを図りたい考えだ。

366日は、HYの名曲「366日」の世界観に着想を得たオリジナルストーリー。高校時代に実らなかった恋をかなえようと動きだした男女が、悲劇に直面しながらも愛する人を思い続ける物語。龍ケ崎市が舞台となっており、関東鉄道竜ケ崎線や竜ケ崎駅、架空の龍ケ崎高校、市内の公園などが登場する。

ドラマは、広瀬アリスさんや眞栄田郷敦さんら人気俳優が主演。まいりゅうは物語のカギを握るキーホルダーとしてデザインされ、愛らしい表情が主要なシーンを飾っている。

放映が始まった4月8日を境に、龍ケ崎市には問い合わせが殺到。龍ケ崎フィルムコミッションでは「たくさんの問い合わせはありがたいが、撮影スケジュールや場所などは、円滑な撮影支援のためお答えできない」としている。

だが、広瀬さんが竜ケ崎線の列車から降りてくるシーンは印象的で、ドラマや映画、アニメなどの舞台を「聖地」として巡る聖地巡礼の人も多い。休日を中心に竜ケ崎線の列車や駅をスマートフォンで撮影する姿は絶えない。

4月に結婚したばかりという東京都杉並区の鈴木雄二さん(28)と愛衣(あい)さん(25)夫妻は「番組は昔の自分たちと重なる。ドラマの世界に浸れた上、ほどよい旅気分も味わえ、来てよかった」。横浜市磯子区の佐々木栞(しおり)さん(23)は「気分はすっかり広瀬アリス。1両編成の列車ものんびりできていい」と満足そう。

龍ケ崎市の女性(55)も「ドラマで龍ケ崎が舞台なんて、めったにないチャンス。ここがいいところなんだと再認識した」と話す。

龍ケ崎フィルムコミッションでは「一目で龍ケ崎市と分かる場所は少ないが、随所に市内の風景が出てくる。散策してドラマとは関係のない場所も訪れて龍ケ崎市を知ってほしいし、市民には郷土愛を持ってもらいたい。今後のシティプロモーションにもつなげたい」と話す。

ドラマは現在撮影中で、「撮影の邪魔をしないため動きにくいのが現状」(龍ケ崎シティプロモーション)。市では放送終了を待って、撮影地のマップや記念写真を撮影できる場所を設けることなどを検討している。

まいりゅうのキーホルダーはフジテレビeショップのほか、龍ケ崎市観光物産センターや竜ケ崎駅、コロッケクラブ龍ケ崎加盟店の一部で販売している。詳細は市ホームページ。(篠崎理)

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