寒暖差ある季節、冷えを感じやすい首元に透け感のあるごく薄手のインナーを 大人流素敵の見つけ方（236）

透け感のあるインナーで首元をふんわり覆って暖かく（田中万紀撮影）

朝晩は急に肌寒くなったかと思えば、日中はぽかぽか陽気だったり。一日ごと、時間ごとの寒暖差が大きいこの時期は、日々の服装に頭を悩ませます。そんな日には、透け感のあるごく薄手のインナーを選んでみてはいかがでしょう。冷えを感じやすい首元を優しく覆ってくれるので、上半身がほんのり暖かくなりますよ。

ウールのタートルネックは保温性抜群なのですが、暖房の効いた室内では温かくなりすぎたり、時には汗ばんでしまったりすることも。やわらかいチュールのような透ける素材のインナーならば、肌なじみがよく、全身の雰囲気がやさしくなります。

首元だけ透けるもの、くしゅっとしたしわ感のある素材、さらにはドット柄などバリエーションも豊か。色味は、白や黒のベーシックカラーに加えて今年はグレージュ、ベージュなどニュアンスのあるものが人気で、襟元や袖口、裾にちらっとのぞかせるだけでいつもの装いに今年らしさがプラスされて、おしゃれに見えます。

シャツやセーターをそのまま着るのではなく薄手のインナーを1枚入れると、ほんのりした透け感が肌をきれいに見せてくれ、カジュアルなトップスにエレガントな雰囲気が加わります。年齢が出やすい首筋をふんわり隠してくれるのもうれしいですね。（スタイリスト　石田純子）