犬・猫の殺処分5年連続でゼロの奈良市 捕獲猫の手術代を全額補助で継続目指す
産経ニュース / 2024年5月9日 15時0分
「犬猫の殺処分ゼロ」を目標に掲げる奈良市は、令和5年度に5年連続の殺処分ゼロを達成したと発表した。6月から、野良猫に不妊去勢手術を受けさせる事業の補助上限をなくして全額補助する事業をスタートさせ、6年度以降のゼロ継続を目指す。
同事業は、ノミなどの媒介や排泄(はいせつ)物、鳴き声などによって人の生活環境を乱す野良猫を増やさないことで、殺処分を減らすのが目的。捕獲した猫が指定の市内13病院で手術を受けた場合、市が手術代を全額補助する。予算枠は1225万円で600匹分を想定している。
これまでは1匹につき1万2千円を上限として、一時的にボランティアが手術代を肩代わりしていた。新制度では、チケット制にしてボランティアの一時負担をなくす。
また、保護犬・猫の譲渡活動を促進させるため、飼養施設を持つペットショップを「譲渡サポート店」に認定し、犬や猫を展示して譲渡の機会を拡大する。さらに、譲渡先が見つかりにくい成犬の保護犬を収容するため、市保健所の犬舎を改修する。
市は、譲渡活動をボランティアに委託する事業を平成27年3月に開始。令和5年度の譲渡数は過去最多の177匹(犬4匹、猫173匹)だった。仲川げん市長は「市民、民間事業者、動物愛護団体などとの協力で殺処分ゼロが実現できている。6年度も継続して取り組む」と話している。
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