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ねんりんピックのeスポーツ「太鼓の達人」で優秀賞 横浜の60、70代の女性3人

産経ニュース / 2024年10月22日 13時59分

ねんりんピックに出場した(左から)杉山たえ子さん、佐原眞里枝さん、猪俣みひろさん(チームスタッフ提供)

鳥取県で22日まで開催されているシニア世代向けスポーツ・文化イベントの「ねんりんピックはばたけ鳥取2024」の競技「eスポーツ」で、横浜市在住の女性チームが、3人1組で得点を競う「太鼓の達人」に神奈川県代表として出場し、優秀賞に輝いた。

女性チームは「SVCはなみずき」で、メンバーは「よこはまシニアボランティア」に登録し、横浜市港北区にある老人福祉センター「菊名寿楽荘」の利用者の猪俣みひろさん(73)、佐原眞里枝さん(68)、杉山たえ子さん(69)。3人は同荘の利用者であると同時に、カラオケや、電子機器を用いて行う娯楽や競技、スポーツ「eスポーツ」の進行も手伝っている。

eスポーツは若者に愛好者が増えているが、いまや高齢者にも身近になっており、今回ねんりんピックでも正式種目に採用された。

3人は息の合ったプレーで、6月に行われた県予選で優勝。また、9月に横浜市内で開催された県主催の大会でも、佐原さんが「太鼓の達人」で優勝、猪俣さんが準優勝に輝いた。

3人は20日に鳥取県境港市民交流センターで行われた各県の代表など33チームが戦う予選リーグを勝ち抜き、8チームが争う決勝に進出。21日の決勝では上位進出がならなかったものの、優秀賞となった。

リーダー格の猪俣さんは「予選では地元鳥取のチームを破るなど3連勝してのベスト8進出だったのだが残念」としながら、「貰った優秀賞のメタルを(菊名寿楽荘の多くの利用者やスタッフに)早く見せたい」と喜んだ。

また杉山さんは「一段高いステージに登っての戦いとなった決勝では雰囲気にのまれて舞い上がった」。佐原さんは「私が(点を取れず)足を引っ張った」と話しつつも、「でも、こういう機会がないと鳥取には来られなかったし、とても楽しかった」と話した。

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