1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. カルチャー

甲府から郡山まで金魚伝来の道をたどる 440キロの「金魚旅」23日スタート

産経ニュース / 2024年10月22日 19時36分

壮行会で旅の踏破に向けて意気込む参加者ら=奈良県大和郡山市

奈良県大和郡山市は23日、市制70周年と金魚伝来300年を記念し、金魚が持ち込まれた道をたどるプロジェクト「金魚旅」をスタートする。参加者に甲府市から約440キロの道のりをリレー形式で歩いてもらって300年前の金魚伝来の道を再現することで、「大和郡山市の金魚」を全国にPRする狙いがある。

市によると、享保9(1724)年、甲府藩主だった柳沢吉里が郡山藩へ国替えする際、5286人の従者を伴って約440キロの道のりを歩いたという。金魚はこのときに郡山に持ち込まれたとされている。

金魚旅はこの道のりを再現したといい、市関係者や一般参加者ら18~79歳の72人が参加。約440キロを11区間に分け、6人一組が1区間約40キロを2日間かけて歩く。

今月23日に山梨県甲府市をスタートし、長野県下諏訪町や同県塩尻市、岐阜県中津川市、同県大垣市、滋賀県彦根市、京都市伏見区を経て、大和郡山市に11月3日到着する予定。

今月19日には、同市の「DMG MORI やまと郡山城ホール」で参加者の壮行会を開催。運営委員長を務める自営業、小柳和也さん(49)は「40年以上、市に住んでいてようやく地域貢献ができる」と笑顔を見せる。最高齢の高島勇夫さん(79)は金魚旅に向けてウオーキングで体力作りに取り組んできたといい、「ついていけないからやめる、というわけにはいかない。踏破を目指して頑張る」と意気込む。

参加者とともに第1区を歩く上田清市長は「金魚旅は新たな人との出会いやご縁を作る旅となる。過去の旅を通して未来の郡山を作っていく気持ちで楽しみながら、安全第一に歩いてもらいたい」と激励した。

金魚旅の様子は専用ホームページ(https://kingyotabi.com)のほか、インスタグラムなど交流サイト(SNS)で発信される。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください