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天皇、皇后両陛下、2度目の石川お見舞い 秋篠宮さま、被災農家をご激励 皇室ウイークリー(842)

産経ニュース / 2024年4月19日 12時0分

「日本国際賞」の授賞式に臨まれる天皇、皇后両陛下=16日午後、東京都千代田区(安元雄太撮影)

天皇、皇后両陛下は12日、1月に発生した能登半島地震で甚大な被害のあった石川県の被災者らを見舞うため、日帰りの日程で同県穴水町と能登町を訪問された。両陛下は3月22日にも同県輪島市と珠洲市を訪問されている。

両陛下は12日午前、羽田発の特別機で能登空港(輪島市)に入られた。エンジンの不具合で機体を乗り換えるトラブルがあり、ご到着は当初の予定から約1時間遅れに。このため昼食や休憩の時間を短縮し、自衛隊のヘリとマイクロバスを乗り継いで被災地を巡られた。

穴水町では、がれきが残る商店街をご視察。避難所にも赴き、被災者らに「おけがはないですか」などと言葉をかけ、気遣われた。町内の広場では、土砂崩れで多数の犠牲者が出た地域に向かい、黙禱(もくとう)をささげられた。

能登町では、天皇陛下が学生時代に珠洲市を訪問した際、市職員として居合わせたという女性と再会し、「懐かしいです」と声をかけられる場面も。女性は懇談後、「光栄です。こんな出会いがあるなんて」と声を震わせた。

両陛下はその後、町内で津波や火災に見舞われた地区も見て回られた。高齢の女性が亡くなったという町長の話の後、その場で静かに頭を下げられた。

両陛下はそれぞれの避難所で、医師や看護師、消防団など、災害対応に当たった関係者にもねぎらいの言葉をかけられた。

両陛下は16日、東京都千代田区のホテルで、世界的な科学者に贈られる「日本国際賞」の授賞式に臨席された。

関係者によると、授賞式後に受賞者らとの懇談の時間が設けられ、両陛下が英国や米国へ留学された際の思い出が話題に。懇談の最後には、陛下は受賞者ら一人一人と握手を交わされたという。

陛下は17日、皇居内の生物学研究所脇にある苗代で、恒例の「お手まき」に臨まれた。ジャンパー姿の陛下は、うるち米の「ニホンマサリ」と、もち米の「マンゲツモチ」の種もみ計約720粒を丁寧にまかれた。

両陛下の長女、敬宮(としのみや)愛子さまは14日、皇居で開かれた宮内庁楽部による春季雅楽演奏会を鑑賞された。担当者の説明に耳を傾け、舞楽の所作や意味合いなどについてご質問。終了後、「とても楽しみました」と感想を述べられたという。

農業の発展などを目的とする「大日本農会」総裁の秋篠宮さまは18日、石川県穴水町を訪れ、能登半島地震で被災した農家を視察された。

ブドウやカボチャを手がける農家の男性らから地震直後の状況などについて聞き、秋篠宮さまは「片付けが大変でしょう」といたわられた。今回の地震を巡っては、秋篠宮さまは2月にも金沢市の病院を訪れ、被災した職員や患者らと面会されている。

秋篠宮妃紀子さまは12日、明治記念館(東京都港区)で、総裁を務める母子愛育会の第56回愛育班員全国大会に臨席された。

紀子さまは15日、総裁を務める結核予防会の千代田区の本部や関係施設を訪問し、同会の尾身茂理事長や職員らと懇談された。総裁に就任して30年を迎えられた紀子さまに対し、職員から花束などが贈呈されたという。

【皇室ウイークリー】は毎週金曜日、「産経ニュース」に掲載している企画です。ニュース紙面ではあまり触れられない各宮家のご活動や、上皇ご夫妻のご様子を含め、宮内庁担当記者が皇室の1週間を振り返ります。紙面で掲載できなかった写真もご紹介しています。さらに「皇室ウイークリー」だけのために撮影した写真も、アップしています。

また皇室のご動静は、産経新聞社が取材協力している扶桑社の季刊誌『皇室 Our Imperial Family』でも、詳しくご紹介しています。

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