「小泉夫婦」で滝川クリステル役の金原早苗は野望いっぱい ふるさと八尾の大使にも… 吉本シン新喜劇

金原早苗（きんばら・さなえ）は吉本新喜劇のスーパー陽キャ。前回紹介した〝偽夫婦〟ユニット「小泉夫妻」で、滝川クリステルさんのモノマネをしています。

日本人離れした顔立ちに、鍛え上げられたスタイルのイマドキ美女ですが、男性に負けないボケや変顔で笑いを取る、根っからのコメディエンヌです。

「安室奈美恵さんに憧れて、ずっと芸能人になりたかった。小学校の卒業文集では、将来の夢に『スーパースター』と書いていました」と、豪快にゲラゲラ笑います。

高校時代には、部員が100人以上いる関西の強豪吹奏楽部の部長を務め上げるリーダーシップの持ち主。前に出るのが大好きで、芸能系の専門学校に進もうと考えていたところ、「こっちにしたら」と母親が持ってきたのが、吉本総合芸能学院（NSC）の願書だったそうです。

「お笑いは無理だと思ったんですが、NSCに『女性タレントコース』ができたタイミングだったんです」。卒業後に新喜劇に入団するも、「いわゆる俳優だと思っていたのに、こんなにネタを考える場所だったとは…」と苦笑い。

今となっては滝川クリステルさんに始まり、梅宮アンナさんにアンジェリーナ・ジョリーさん、北村一輝さんに、果ては漫画「キングダム」のキャラクター、王騎（おうき）将軍と、モノマネのレパートリーはどんどん豊富に。「モノマネというより、顔芸です」と、しっかりお笑いをしています。

そんな彼女はシングルマザー。「離婚しちゃったので、仕事もバリバリやりますよ」と宣言します。

漫才にも挑戦し、昨年は「小泉夫妻」の相方、信濃岳夫と「M-1グランプリ」の3回戦に進出。現在は美ボディーの大会出場を目指して鍛えています。「今後はママとしてのお仕事もしたい。あと、離婚して実家のある大阪の八尾に戻ったので、八尾の大使にもなりたい」と野望がたくさん。

「大変だけど、楽しんでいる方が子供にも伝わる。これからも、ひたすら楽しみますよ!」。底抜けに明るい金原は、人にパワーを与えることのできる女性です。これからも輝く金原に大注目。目指せスーパースター!

（吉本新喜劇座員・芸人ライター　吉岡友見）