2季連続で最下位、再び〝降格〟危機に「絶対1部残留」 ラグビー花園近鉄ライナーズ、入れ替え戦へ
産経ニュース / 2024年5月8日 0時0分
ラグビーのNTTリーグワン1部で大阪府内に本拠地を置く唯一のチーム「花園近鉄ライナーズ」は2季連続の最下位に終わった。再び2部への〝降格〟危機を迎え、向井昭吾ヘッドコーチ(HC)は「絶対にこのステージ(1部)に残りたいし、残っていなきゃいけない」と強調。入れ替え戦(18、24日)で勝利して1部残留を目指す。
東大阪市花園ラグビー場で5日行われた今季のリーグ最終戦、三菱重工相模原ダイナボアーズ(神奈川)戦では、引き分け以上なら最下位脱出の可能性もあったが、序盤からリードを許したまま、36-46で敗れた。試合終了後、向井HCは観客席のファンらに「選手らは力を発揮したが、まだ学ぶべきところが多いチーム。入れ替え戦はアウェー(敵地)を勝ち、ホーム(花園)へ戻ってきたい」とあいさつした。
チーム創設が昭和4(1929)年で歴史と伝統がある古豪・ライナーズは、今季掲げた目標が「トップ6(6位以内)」。しかし、開幕から13連敗を喫し、12試合目で入れ替え戦へまわることが決定。14試合目のリコーブラックラムズ東京戦で初勝利をあげたものの、昨季と変わらない1勝15敗と低迷。野中翔平主将は、リーグ最終戦を終え「悔しいし恥ずかしい。(練習で)いつもできていることが(試合で)できなかった」と唇をかんだ。
入れ替え戦の相手は昨季に続き、2部1位の浦安D-Rocks(千葉)に決まった。前回はライナーズが勝利。向井HCは選手らのプレーで「失敗より成功を多く」と気を引き締め、野中主将も「負けから学び、入れ替え戦をしっかり勝つ」と有言実行を果たすつもりだ。
今季は地元・東大阪の児童デザインのジャージー姿で公式戦も
リーグ戦最下位に終わった花園近鉄ライナーズだが3月の公式戦で、地元・東大阪市の児童がデザインしたジャージーで戦う〝特別〟な取り組みを行った。
ラグビーへの関心を高めてもらう活動の一環として、子供たちがジャージーのデザインを考えるコンテストを昨季に続いて実施。同市内の小学校10校の児童588人が参加し、櫛本綾香さん(同市立花園北小6年=当時)の作品がグランプリに選ばれた。
青空をイメージさせるブルーを基調に、花言葉で「平和」を意味するオリーブの葉などをデザインし、黄色い線は東大阪でラグビーがずっと続くよう「未来への光」を表現。櫛本さんは「作品が選ばれてびっくり。自分が作ったものを着てくれてうれしい」と笑顔で話していた。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【リーグワン】花園、入れ替え戦第1戦で2部1位の浦安に逆転負け ホームでの第2戦は勝利が必須)
スポニチアネックス / 2024年5月18日 14時26分
-
昨季リーグ最下位からリベンジ期す名門同大ラグビー部 追求する「立ち帰る場所」 酒井優ヘッドコーチに聞く
スポーツ報知 / 2024年5月17日 5時0分
-
【リーグワン】花園、1部残留かけた浦安との入れ替え戦へ調整 向井HC「絶対に勝って残らないと」
スポニチアネックス / 2024年5月16日 17時18分
-
板倉滉、福田師王、浅野拓磨…白熱のドイツ1部残留争い 明暗分かれる3戦、“マジック発動”フラグも【現地発コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年5月2日 15時20分
-
【花園近鉄ライナーズ】クーパー選手「このチームは地域のコミュニティーにとって特別なチーム。地元の方と喜びを分かち合えてよかった」 今季14試合目で待望の初勝利!【ラグビー・リーグワン】
MBSニュース / 2024年4月22日 11時7分
ランキング
-
1大谷翔平、メジャー8冠→5冠に後退 4の0で2試合ぶり無安打…リーグでは7冠
Full-Count / 2024年5月19日 12時38分
-
2レーバークーゼンが歴史的快挙!ドイツ1部史上初シーズン無敗優勝達成 クラブ初の“欧州3冠”へ弾み
スポニチアネックス / 2024年5月19日 0時28分
-
3今永昇太無双!また7回0封、メジャー最高の防御率0・84もファン落胆 「カブスは今永を無駄にしてる」「援護してあげて!」
iza(イザ!) / 2024年5月19日 8時20分
-
4パ・リーグで珍事! 3試合全てサヨナラ決着は10年ぶり3度目
スポニチアネックス / 2024年5月19日 17時37分
-
5宮田笙子、NHK杯13年ぶり3連覇で初五輪切符 岸里奈、岡村真、中村遥香が五輪代表決定
スポーツ報知 / 2024年5月18日 16時12分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください