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ロシア西部への無人機攻撃で2人死亡 ウクライナ「エネルギー施設が標的」

産経ニュース / 2024年4月21日 18時48分

ロシア国防省は20日、19日夜から20日にかけて露西部8州でウクライナの無人機50機を迎撃したと発表した。攻撃によりベルゴロド州で民間人2人が死亡。スモレンスク州では無人機を迎撃した破片により燃料タンク火災が起きたと発表した。ロイター通信によると、ウクライナ情報筋が20日、ロシアのエネルギー施設を標的にした攻撃だったと認めた。

露国防省によると、迎撃した無人機はベルゴロド州で26機、ブリャンスク州で10機などだった。

ロイターによると、ウクライナ情報当局者は、「無人機攻撃で少なくとも燃料貯蔵庫1カ所と配電所3カ所を破壊した」と説明した。攻撃対象は露軍の軍備生産を支える施設だったとしている。

ウクライナの電力インフラに対する露軍の攻撃が続いており、ウクライナ側は長距離飛行が可能なドローンを使って対抗する狙いとみられる。

ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、北大西洋条約機構(NATO)との臨時会合のオンライン演説で、同国の電力インフラを標的にした露軍の空爆が激化していると訴えていた。

一方、露軍はウクライナ東部の前線付近で爆撃を強化している。ウクライナ東部ドニプロペトロフスク州の州都ドニプロ近郊で、砲撃により男性1人が死亡。南部オデッサ州では露軍のミサイル攻撃で、子供を含む3人が負傷した。

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