【親族3人殺害】懲役30年の判決言い渡された被告の元警察官の男｢量刑･責任能力認定に納得せず｣控訴(浜松市)

Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

浜松市で親族3人を殺害した罪に問われ、地裁浜松支部で懲役30年が言い渡された元警察官の男が、判決を不服として控訴したことがわかりました。

元警察官で25歳の被告の男は、2022年、浜松市中央区の自宅で、祖父と祖母、兄の頭を、ハンマーや金づちで殴り殺害した罪に問われています。

被告の男は、裁判で、「ボウイという別人格の犯行だった」と無罪を主張していましたが、地裁浜松支部は、15日の判決で、「解離性同一症の影響で行動制御能力が低下していたものの、著しいものではなく、完全責任能力があった」などとして、懲役30年の判決を言い渡しました。

弁護人によりますと、被告の男は、「懲役30年という刑の重さや、完全に責任能力を認めた判決に納得しておらず、上級審の判断を仰ぎたい」として、28日付で東京高裁に控訴したということです。