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イズミの出店戦略 九州、M&Aでシェア増す 新店はNSC、GMSは積極投資

食品新聞 / 2024年7月10日 11時12分

イズミはM&Aによる、九州地区のシェア拡大に注力している。5月に大分県のスーパー、サンライフを子会社化し同社の全4店舗(売上高58億円)をグループ化。さらに西友の九州事業(売上高970億円)を承継し、69店舗(うち62店舗が福岡県)を引き継ぐ。

イズミの九州での売上高は1千199億円(24年2月期)で、全社売上の38%を占める。これにグループのゆめマート熊本、ゆめマート北九州の売上508億円が加わる。

今回、さらに2社が加わったことで空白地帯であった大分市、福岡市でのドミナント化が進む。山西大輔経営企画本部長は西友について「福岡のシェアを高めるためのベストパートナーだと認識している。SMのノウハウもしっかりと学び、既存店に生かしたい。西友のオペレーションをわれわれの店に当てはめると、非常に大きな効果を発揮すると考えている」と強調。さらにサンライフと西友が加わることで、グループ全体の店舗数が265店となり、「中計で計画する300店舗に大きく近づく」(山西本部長)ことになる。

新店は4月に「ゆめマート新大村」(長崎県大村市)、5月に「ゆめモール合志」(熊本県合志市)の2店を出店。いずれも計画比110%で推移する。「NSCという形が支持されている。来年度以降もNSCを中心に新店を計画する」(同)考えを示す。

一方、これまで主力としてきたGMSは既存店舗の改装に注力する。同社は昨年、中計における投資配分を見直し、既存店の活性化とM&Aに重点を置く方針を示した。前期は14店舗を活性化したが、このうち9店がGMSで「SMとは比較にならない額の投資を行った」(同)。「集客力、3世代での来店、行政との取り組みなどにおいて一番効果が発揮できるのはGMS。新規出店のスピードは緩むが、既存店への投資は従来の2、3倍行う」(同)と力を込める。

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