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【ひと言】組織のあり方見直す U.S.M.H藤田元宏社長

食品新聞 / 2024年10月15日 13時21分

現在、いなげや統合後の3年間を前提に、新たな中期経営計画の検討を進めている。厳しい経済環境が続き、消費者の多様化も進み、競争も一層激しくなる。そうした中、わが社の低収益構造を変えるには、4事業会社=マルエツ、カスミ、マックスバリュ関東、いなげや間の重複業務の統合をテコに、コスト構造全体にメスを入れることが重要だ。

下期にいなげやを完全子会社化して規模の拡大を図るが、現体制のまま規模が拡大しても果たしてシナジーを生み出しきれるのか。

4事業会社と持株会社(U.S.M.H)という枠組みにとらわれず、生活者起点で戦略を練り直し、新体制に移行する――その道筋を描ききって来年度からスタートさせるのが下期最大の課題だ。

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