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家事で想う脱プラの行方

食品新聞 / 2025年1月15日 10時56分

冬期休暇中、3日間ほど家事をほぼ一手に担った。妻がインフルエンザに感染したためだ。起床してまずは家族4人分の衣類を洗濯しつつ、食事の用意・後片付けなど最低限の家事をこなすだけでも忙しい。洗濯物を干し終えて一息つく頃には昼食の時間が迫っていた。

▼献立作りでは随分と加工食品に助けられた。料理は楽しめる方だが朝・昼・夕食すべてを連日用意するのは初めて。冷凍食品など簡便な一皿は重宝した。そこで実感したのはプラスチック製容器・包装が大量に使用されていること。分別用のゴミ袋はみるみるうちに膨らんだ。

▼国連の機関によると日本はプラ容器・包装の1人当たり廃棄量が世界第2位。一方でプラスチック循環利用協会(東京都)は「わが国における廃プラスチックの有効利用率は87%(22年)と世界でもトップクラス。リサイクルへの意識は高い」と評価。

▼国内の食品関連企業は脱プラを志向しノントレー包装や紙容器化など可能な対応を進める。ただし完全な切替えには限界も。3Rを基本姿勢に環境に配慮したプラの活用が望まれる。

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