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セサミライフ「和牛用ごま」新発売 霜降りに最適、景気刺激策にも

食品新聞 / 2025年1月15日 11時33分

ごま加工品製造・販売のセサミライフ(岐阜県各務原市、伊神幸泰社長)は、新商品「和牛用ごま」の拡販に力を入れる。

同社では3年前に発売した「刺身用ごま」がロングヒットとなっているが、今回は和牛に照準を合わせて商品を開発。香り高く甘味がある和牛の脂に、ごまと醤油、ガーリック、オニオンが一丸となって溶け込む新スタイルの肉用調味料を完成させた。11月から直営店でテスト販売したところ、外国人旅行者も購入するなど好評なことから販路拡大に本腰を入れていく。

「和牛用ごま」(市販用55g・税込680円、業務用250g・同2000円)は、いりごま白(国内製造)、フライドガーリック、フライドオニオン、青のりなどをバランス良く組み合わせた肉用調味料。味のまとめ役となる醤油胡麻には、滋賀県長浜市の老舗「鍋庄商店」の醤油を採用。上質な和牛の脂との相性も抜群だ。

「用途が限られた、とても尖った商品で、和牛霜降り肉の焼肉かステーキが最適。赤身肉では合わないし、霜降り肉でも『しゃぶしゃぶ』や『すきやき』とは合わない」(伊神社長)。

「和牛霜降り肉の焼肉・ステーキ」以外では、「牛タン焼き肉」や「ローストビーフ」「豚バラの焼肉」「まぐろ・かつおなど赤身魚の刺身」などに合うとのこと。固体なのでこぼれても服がよごれない点や、持ち運びが楽でアウトドアでの使用にも重宝する点もセールスポイント。

取り扱いは、同社「ごまの藏」各店(高山店、お千代保稲荷店、長浜店)と専用オンラインショップ。この1月には、東京で開催される「焼肉ビジネスフェア」や、大手食品問屋の名古屋展示会に出展を予定。“タレを超える調味料”として、市販用・業務用双方で採用獲得を目指す。

「和牛はとても高価な肉。毎回同じようにタレで食べるのはもったいない。また『和牛用ごま』を人からもらったら和牛を買って食べてみようという気にもなる。高級食材を多くの人が食べる、景気を刺激することにつながればと思っている」。

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